「サイパン&テニアン戦跡完全ガイド―玉砕と自決の島を歩く」小西 誠 著 (社会批評社)
この本は五年前にサイパンに行った時、その直前に出版されたので、ある意味ガイドブックのように持参したのだった。
内容は、「玉砕と集団自決の島、サイパン―テニアン。その戦争の記憶を呼び覚す戦跡。」という惹句の通りだ。
今回、あらためて読み返したわけだが、以前よりもいろいろな要素が結びついて感じられ、立体的に見える。
ある意味、国や軍隊のやることは何も変わっていない、という実感がある。
小西 誠さんはご存じのように「反戦自衛官」その第一号、ご本人だ。もう三十年近いおつきあいのはずである。
私は1996年に『反戦自衛官』という劇を作っている。
小西さんは、南西諸島の問題にも取り組んでいる。軍事研究分野に於いては、なくてはならない人である。
『サイパンの約束』。
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