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『九月、東京の路上で』岡山公演、いよいよあす4月7日 14:00開演で大千秋楽である。
会場は、岡山県天神山文化プラザ ホール。
スズナリとは違うバージョンである。客席が上から見下ろす形のスズナリと違い、このホールは見上げる、あるいは目線が俳優と同じ高さである。とうぜん演出も変わる。
この劇は、ほぼ素舞台の上で繰り広げられる。セットらしいセットは、ない。俳優=人間たちの立つ姿そのものが造形である。彫刻でありインスタレーションである。その美を求めている。衣裳の小林巨和さん、照明の竹林功さんが、劇のやりたいことを具現化して視覚で見せてくれる。
人間の姿じたいが演劇の造形ということは、海外の大学の演劇科などでは真っ先に教えることではないのかな。こちらの美術家・じょん万次郎は、そういうことばかりに関心があるようだ。