Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

映画『誰がために憲法はある』

2019-04-11 | Weblog

映画『誰がために憲法はある』

2019年4月27日(土)からポレポレ東中野ほか全国で順次公開されます。

ドキュメンタリー映画『大地を受け継ぐ』や劇映画『戦争と一人の女』の監督や、白石和彌監督の『止められるか、俺たちを』の脚本を手掛けた井上淳一監督の最新作。

松元ヒロが舞台で演じ続けている日本国憲法を擬人化した一人語り『憲法くん』をもとにした短編は昨年既に作られていたが、「憲法くん」を演じる渡辺美佐子は、初恋の人を疎開先の広島の原爆で亡くした経験を持っています。彼女が中心となって行なわれてきた原爆朗読劇『夏の雲は忘れない』の活動も紹介されます。

松元ヒロさんの『憲法くん』には私も惹かれていて、劇化を考えています。

この映画、PANTAの音楽も素敵です。

いろいろな思いが去来して、胸の熱くなる映画です。監督と美佐子さんの橋渡しをできたのは、幸いでした。

 

監督:井上淳一
作:松元ヒロ『憲法くん』
音楽:PANTA(頭脳警察)
出演:
渡辺美佐子
高田敏江
寺田路恵
大原ますみ
岩本多代
日色ともゑ
長内美那子
柳川慶子
山口果林
大橋芳枝
上映時間:71分
配給:太秦株式会社

http://www.tagatame-kenpou.com

 

映画『憲法くん』については、以前も書いています。

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/57f4664aa9b98702421018baf5507bab

 

そして、ヒロさんと初めてちゃんと話したのは、この時。

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/1942543090cc680e6e083e0a83020e43

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「歩きスマホ」が「スモンビ」と呼ばれているという

2019-04-11 | Weblog

「歩きスマホ」だか「スマホ歩き」だか順番はどっちが正しいかわからないが、それが「スモンビ」と呼ばれているということを、最近まで知らなかった。もう2、3年前からそう呼ばれているらしい。スマートフォンを見たり、使ったりしながら歩く人を表す新造語だという。確かに、死んでいるのに動いている存在を「ゾンビ××」というのは一般語化している。どこの発祥かわからないが、ドイツだという説が強いらしいし、韓国でも一般語化しているそうな。

韓国では、歩きスマホに注意呼び掛ける交通安全標識もあるそうで、最初は虚構新聞かと思ったが、どうやら本当らしい。横断歩道を渡るときに携帯を使わないよう注意しているわけだろうが、そもそもスマホに夢中の「スモンビ」自身はこの標識を見るはずはないわけで、運転者に注意するよう呼びかけているのだろう。

ゾンビが実在したとしても、彼らはスマホを本来の機能では使いこなせないだろう。ただ、何かを押してしまって動かしてしまうことはあるだろう。誰かからテレビ電話がかかってきてそれを受けると、画面の向こうにゾンビがいる、というのも「スモンビ」の発展形だろう。画面に自分自身が映っていて、顔を上げるとゾンビが撮影していた、というのもありうる。その後が怖いね。

「歩きスマホ」「スマホ歩き」といった言葉がそんなに一般化していない頃に劇中でそれをセリフに入れたのが『8分間』である。円城寺あや演じる女のセリフに「スマホ歩きの営業マン」とある。5年前の戯曲だ。このたび、彩流社からの戯曲集に収録されることになって、その作業にかかっている。夏にはお届けできるのではないか。なんだか不思議な劇だったのであるが、自分にしては珍しいSF仕立てのこの作品のことを、最近しきりに思い出している。

 

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