Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「世界と対決」するために必要だった、別役作品屈指のキャラクター造形。 『眠っちゃいけない子守歌』

2021-06-18 | Weblog

別役実氏独特の世界観は、今回上演する四本、どの作品にも顕著にあらわれているが、 『眠っちゃいけない子守歌』は、別役作品屈指のキャラクターである。なにしろ、「世界と対決」するために必要な人物造形なのだ。さとうこうじ、大西孝洋の丁々発止の渡り合いは、演劇の楽しさに満ちて、いくら稽古しても、飽きることがない。

とはいえ、一日に九時間近く稽古する日々は、贅沢で、充実していて、しかし、ハードである。計四本の稽古を並行しているのだ。通常業務に加え、先の予定のためのあれこれも多く、必要な各所への連絡を可能とする時間帯も、限られている。書類や原稿を書くのも、追いつかない。時間が経つのが早すぎるのである。

 

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〈別役実メモリアル〉「別役実短篇集 わたしはあなたを待っていました」、前売り開始しております。

6月25日(金)〜7月11日(日)
下北沢ザ・スズナリ

『舞え舞えかたつむり』『眠っちゃいけない子守歌』『いかけしごむ』『この道はいつか来た道』、一挙、四本立て。

〈全4作品通し上演〉の日は四日しかありません。売り切れ必至ですので、〈全4作品通し上演〉をご希望のお客様は、早めにご予約ください。

他の日も、二時間程度の長いインターバルを挟んで、全四作品を御覧になれる日がほとんどです。観劇の合間には下北沢の街を散策していただき、一日で四作品を見ていただくことが出来ます。

四日間だけ、半数の二本だけを上演する日があります。スケジュールの問題で観劇のご都合が着かないときには、是非この日と別な回を組み合わせてみてください。

〈別役実メモリアル〉「別役実短篇集 わたしはあなたを待っていました」は、四作品全てで一つの作品であると考えています。便宜上、二本ずつ分けて「Aプログラム」「Bプログラム」という表記もしていますが、くれぐれも、四作品全部を御覧いただきたく思います。

ご観劇料も、この規模の上演ではあまりない低価格でご用意しております。

 

写真、左から、さとうこうじ、大西孝洋。撮影・姫田蘭。

 

 

 

 

 

http://rinkogun.com/Betsuyaku_Tanpen.html

 

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