ロシア軍がウクライナへの攻撃、市民を犠牲にした攻撃の報に、胸が痛む。
多くの市民である人々が避難していた劇場が砲撃された、というニュースが、さらに、辛い。
それはこちらが演劇人だからという事情もあるのだが。
東日本大震災でも、いわきのアリオスなど、被災者が集まる場所となった。
近隣の戦禍のため難民化した人たちの一時避難場所として、ヨーロッパでは公共劇場が開放された例がある。
戦争の場合も然りなのだ。
市民が巻き込まれている、劇場という場所が攻撃目標になっている、そうしたことは、ロシアの国内では報道されていないのだろうか。
私はかつて『上演されなかった三人姉妹』という劇を作った。ロシアらしき場所の劇場を舞台にして、だ。
現実に劇場が攻撃されるというのは、ほんとうにつらい。
写真は、サンクトペテルブルグの劇場。三年前。