下北沢で、ザ・スズナリに通う日常が続いている。
1981年から、年に何度か、そうして数週間を過ごす。ずっとそうしてきた。
きのう、松岡和子さんをお招きしたアフタートークで、ご一緒に過去をふり返りながら、あらためて、この劇場との歴史を思った。
ニューヨークでリチャード・フォアマンが七十年代からずっとセント・マークス・チャーチで数ヶ月の公演を毎年続けているのを見て、自分もそれでいいのだと思った。
今回写真にも使っている、赤い紐を使った80年代アングラを冷やかしたシーンだが、いろいろな方々から「自分も昔の舞台で赤い紐を使った」と言われている。
(前列左より、尾崎太郎、大西孝洋、円城寺あや、後列は、大浦恵実、武山尚史)
何しろ私の初のスズナリ体験である1981年夏の転位・21『うお傳説』でも、赤い紐を男女が引き合うシーンが出てくる。
縦に使って見事だったのはシアターコクーン蜷川幸雄演出の『あわれ彼女は娼婦』だったが、これは最近だ。
もうバラしていいだろう、劇中、蜷川さんネタが出てくるのだが、『王女メディア』の野外公演を、新宿花園神社で樹の上に登ってただで観てしまったという逸話は、実話である。私のことである。十年以上経って、プロデューサーの中根公夫さんには、そのことを謝罪した。
「アリゾノ」という人物について作中人物が語るが、これはもちろん有薗芳記氏のことである。猪熊恒和らと同じ会社で働いていたのだ。なぜか有薗氏だけは実名で出したくてそうさせて貰っている。
「カクトミ」という人物のことも語られるが、暗黒舞踏の神領國資さんがモデルである。お目にかかるたび、私の出自(「坂手」=「逆手」)について、古事記・日本書紀や古い文献について熱く語っていた。もうかなり前、若くして「舞踏家廃業宣言」という公演で引退した。恋ヶ窪のアトリエだった。
「トンさん」と呼ばれるピアニストのことも語られるが、生活向上委員会の原田依幸さんをモデルにしている。八十年代、富士山麓でピアノ演奏をして話題になった。今回の劇中ではオホーツクの流氷の上で演奏したことになっている。原田さんには『ビヨンド・トーキョー』でオリジナル音楽を作って貰った。
落下事故を体験したと語られる「タケハルさん」のモデルは、木之内頼仁さんである。
そして、なるべく水を飲まないと決めている彫刻家の男は、私の高校時代の友人・三本琢男くんのことを思って書いている。私の誘いで、硬式テニス部をやめて、陸上部と映画部に入った。よく一緒に学校をサボった。一緒によく走った。彼は極力水を飲まないのだった。最初に作った自主映画は、彼が走り続ける映画だった。燐光群旗揚げから4本のチラシとポスターの絵を描いてくれた。『オルレアンのうわさ』では劇中に現れる人形を作ってくれた。日大芸術学部に進んだが、彫刻をやめて、デザインの会社で働いていた。今年の春の彼の死以来、浮上してくる彼のイメージを登場人物に反映させた。
『ゴンドララドンゴ』は、私の、私たちの、劇である。
言いにくいタイトルとしても話題の『ゴンドララドンゴ』、江森盛夫さんはブログで『ゴンドラドラゴン』と表記されています。(http://enbukuro.exblog.jp/26049999/)
ともあれ、そんなこんなで大注目の『ゴンドララドンゴ』、今月限り。今週限り。お見逃しなく。
劇場でお待ちしています。
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〈パンフレットの坂手洋二あいさつ〉
タルコフスキーの映画『ノスタルジア』に、温泉地の、蒸気が漂う岩場で、ある場所の端から端までローソクを持って渡りきるという無意味な行為を達成することで「世界を救うことができる」と主人公が信じ、それを試みる場面があった。
たかだか個人が自分の気まぐれな所業で「世界を救うことができる」と信じるのは傲慢だし、また、それはある意味無責任な「狂気」である。
私たちは、自分一人の一つの選択や判断で世界が大きく影響されることなどないと知っているし、ふだんからそう思っている。
現実に「自分一人が選挙に行かなくたって、結果は変わらない」と思う人たちが多くいる所以である。しかし、投票という行為そのものは事実として「一票」をカウントさせることができる。数字が一つ付け加わる。世界に影響を確実に与えている。
世界との繋がりを感じ、確かめるために投票に行く、という考え方だってあっていい。自分一人の「1」という単位の行為の結果、ごくごく僅かだとしても、現象としての世界は変わるのだ。
「この世界はどうして存在するのか」と、ふと感じる瞬間は、誰でも持っているはずだ。未来と過去と、まさにこの空間があること、そしてそれを自分の身が感受できているという、現実。
表現という行為の中で、そうした感覚と「数字を一つ増やす」というような客観事実が繋がり得ることを、私たちはどこかで信じている。
自分の命と引換えに何かができる、という考え方がある。その人は命と引換えに何ごとかをするのだから、ある意味、怖い物知らずで、無責任である。まわりの者たちは、迷惑である。
自分の命と引換えに「世界を救う」という考え方は、狂気である。「数字を一つ増やす」客観性への信頼を、拒否しているともいえる。
だが、産まれたばかりの赤ん坊にとっては、おのれの感覚じたいが、世界そのものだ。赤ん坊が泣くとき、かれは、全世界の求めに応じて、泣いているのだ。
やがて私たちは成長し、自己と他者の違いを発見し、言葉を獲得し、世界の枠組みを認識し、赤ん坊時代とは逆に、自分は一人ぶんの「1」でしかないことを受け入れていく。
演劇とは、表現行為とは、そうした客観を揺り動かして、決して赤ん坊に戻ることはできない私たちが、大人になってしまった身心と身につけてしまった論理を解いて、あらためて世界を受容する、どのようなものになるかわからないその感覚と出会い直すための「機能」を持っているのではないかと思う。
そのために私たちの存在を舞台上に差し出すくらいのことは、できるはずだ。
命と引換えにというようなことには、考えも及ばないが。
今回、「どういうきっかけでこの劇を作ることになったのですか」と問われて、答えるのが難しかった。もちろん劇の中身については企画書やチラシ等の宣材にも書いてある。助成金を貰うための書類にも内容は記した。
だが、実際にはこの劇の創作は、自分たち自身の、そして33年続いている劇団生活じたいの、「潜在意識」に潜り込み、浮上してくる何かを取り出すような過程を経てきたのではないか。と、今になっては思う。そのための触媒として、この極めて単純な物語が浮上してきたということだろう。
お楽しみいただければ幸いです。
(『ゴンドララドンゴ』当日上演パンフレットより)
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朝日新聞記事
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12460449.html?rm=150
毎日新聞記事
http://mainichi.jp/articles/20160707/dde/012/200/042000c
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ゴンドララドンゴ
“Go-n-do-la, La-do-n-go”
作・演出○坂手洋二
7月16日(土)~ 31日(日)
下北沢ザ・スズナリ
1980年代末、東京。ゴンドラやブランコに乗って、ビルのガラス清掃、外壁補修等、高所作業を業務の中心とする会社があった。全員が同じ時給、出勤は自己申告、「原始共産制」を標榜する自由な気風の中、社員の半数は俳優や音楽・美術等のアーティストだった。仕事のこと、未来のこと、さまざまな問題でぶつかり、通じ合う仲間たち。「昭和」「バブル」の終焉を経て、彼ら、そして家族たちは、さまざまな選択をしてゆく。
そして現在。私は、幼い頃、横書きされていた「ゴンドラ」という文字列を逆に読んだ記憶を頼りに、思いがけず、父たちの時代と出会い直すことになった。
日本社会は、どのような経緯をたどって現在の状態にあるのか。それを1990年前後の「バブル」の時期、そしてそれが変容していく象徴的な社会事件の多かった「95年」前後、そうした時期を舞台に描き出します。
川中健次郎
猪熊恒和
大西孝洋
杉山英之
武山尚史
山村秀勝
尾崎太郎
都築香弥子
中山マリ
樋尾麻衣子
百花亜希
田中結佳
宗像祥子
秋定史枝
大浦恵実
円城寺あや
照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○森下紀彦
美術○じょん万次郎
衣裳○小林巨和
アクション指導○佐藤正行
振付○矢内原美邦
演出助手○村野玲子
文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ
美術助手○ 鈴木菜子
小道具応援○鴨川てんし
宣伝意匠○高崎勝也
写真・映像○姫田蘭
協力○オフィス・ミヤモト さんらん DULL-COLORED POP
制作インターン○寺島久美子(オイスターズ)
制作○古元道広 近藤順子
平日19:00開演
ただし 7/20(水)・7/28(木)は14:00 / 19:00
日曜・祝日は14:00
土曜日は14:00 / 19:00
受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前
開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
未就学児のご入場はご遠慮下さい。
【全席指定】
一般前売3,600円 ペア前売6,600円 当日4,000円
大学・専門学校生&U-25(25歳以下)2,500円
高校生以下1,500円
※学生、U-25は、前日までに電話またはメールでご予約の上、当日受付にて要証明書提示。
前売開始○6月19日(日) 11:00
★燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ)
http://rinkogun.com
24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。
お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。
※会員登録(無料)が必要です。
★ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ
03-3426-6294 ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp
①<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。
こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。
②当日、開演の15分前までに受付にお越し下さい。代金と引換でチケットを
お渡しします。
開演の10分前までにご精算頂けない場合は、あらかじめご用意したお席にご案内できない場合がございます。
※キャンセル・日時変更はできません。
主催○有限会社グッドフェローズ
http://rinkogun.com/gondola_ladongo.html
1981年から、年に何度か、そうして数週間を過ごす。ずっとそうしてきた。
きのう、松岡和子さんをお招きしたアフタートークで、ご一緒に過去をふり返りながら、あらためて、この劇場との歴史を思った。
ニューヨークでリチャード・フォアマンが七十年代からずっとセント・マークス・チャーチで数ヶ月の公演を毎年続けているのを見て、自分もそれでいいのだと思った。
今回写真にも使っている、赤い紐を使った80年代アングラを冷やかしたシーンだが、いろいろな方々から「自分も昔の舞台で赤い紐を使った」と言われている。
(前列左より、尾崎太郎、大西孝洋、円城寺あや、後列は、大浦恵実、武山尚史)
何しろ私の初のスズナリ体験である1981年夏の転位・21『うお傳説』でも、赤い紐を男女が引き合うシーンが出てくる。
縦に使って見事だったのはシアターコクーン蜷川幸雄演出の『あわれ彼女は娼婦』だったが、これは最近だ。
もうバラしていいだろう、劇中、蜷川さんネタが出てくるのだが、『王女メディア』の野外公演を、新宿花園神社で樹の上に登ってただで観てしまったという逸話は、実話である。私のことである。十年以上経って、プロデューサーの中根公夫さんには、そのことを謝罪した。
「アリゾノ」という人物について作中人物が語るが、これはもちろん有薗芳記氏のことである。猪熊恒和らと同じ会社で働いていたのだ。なぜか有薗氏だけは実名で出したくてそうさせて貰っている。
「カクトミ」という人物のことも語られるが、暗黒舞踏の神領國資さんがモデルである。お目にかかるたび、私の出自(「坂手」=「逆手」)について、古事記・日本書紀や古い文献について熱く語っていた。もうかなり前、若くして「舞踏家廃業宣言」という公演で引退した。恋ヶ窪のアトリエだった。
「トンさん」と呼ばれるピアニストのことも語られるが、生活向上委員会の原田依幸さんをモデルにしている。八十年代、富士山麓でピアノ演奏をして話題になった。今回の劇中ではオホーツクの流氷の上で演奏したことになっている。原田さんには『ビヨンド・トーキョー』でオリジナル音楽を作って貰った。
落下事故を体験したと語られる「タケハルさん」のモデルは、木之内頼仁さんである。
そして、なるべく水を飲まないと決めている彫刻家の男は、私の高校時代の友人・三本琢男くんのことを思って書いている。私の誘いで、硬式テニス部をやめて、陸上部と映画部に入った。よく一緒に学校をサボった。一緒によく走った。彼は極力水を飲まないのだった。最初に作った自主映画は、彼が走り続ける映画だった。燐光群旗揚げから4本のチラシとポスターの絵を描いてくれた。『オルレアンのうわさ』では劇中に現れる人形を作ってくれた。日大芸術学部に進んだが、彫刻をやめて、デザインの会社で働いていた。今年の春の彼の死以来、浮上してくる彼のイメージを登場人物に反映させた。
『ゴンドララドンゴ』は、私の、私たちの、劇である。
言いにくいタイトルとしても話題の『ゴンドララドンゴ』、江森盛夫さんはブログで『ゴンドラドラゴン』と表記されています。(http://enbukuro.exblog.jp/26049999/)
ともあれ、そんなこんなで大注目の『ゴンドララドンゴ』、今月限り。今週限り。お見逃しなく。
劇場でお待ちしています。
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〈パンフレットの坂手洋二あいさつ〉
タルコフスキーの映画『ノスタルジア』に、温泉地の、蒸気が漂う岩場で、ある場所の端から端までローソクを持って渡りきるという無意味な行為を達成することで「世界を救うことができる」と主人公が信じ、それを試みる場面があった。
たかだか個人が自分の気まぐれな所業で「世界を救うことができる」と信じるのは傲慢だし、また、それはある意味無責任な「狂気」である。
私たちは、自分一人の一つの選択や判断で世界が大きく影響されることなどないと知っているし、ふだんからそう思っている。
現実に「自分一人が選挙に行かなくたって、結果は変わらない」と思う人たちが多くいる所以である。しかし、投票という行為そのものは事実として「一票」をカウントさせることができる。数字が一つ付け加わる。世界に影響を確実に与えている。
世界との繋がりを感じ、確かめるために投票に行く、という考え方だってあっていい。自分一人の「1」という単位の行為の結果、ごくごく僅かだとしても、現象としての世界は変わるのだ。
「この世界はどうして存在するのか」と、ふと感じる瞬間は、誰でも持っているはずだ。未来と過去と、まさにこの空間があること、そしてそれを自分の身が感受できているという、現実。
表現という行為の中で、そうした感覚と「数字を一つ増やす」というような客観事実が繋がり得ることを、私たちはどこかで信じている。
自分の命と引換えに何かができる、という考え方がある。その人は命と引換えに何ごとかをするのだから、ある意味、怖い物知らずで、無責任である。まわりの者たちは、迷惑である。
自分の命と引換えに「世界を救う」という考え方は、狂気である。「数字を一つ増やす」客観性への信頼を、拒否しているともいえる。
だが、産まれたばかりの赤ん坊にとっては、おのれの感覚じたいが、世界そのものだ。赤ん坊が泣くとき、かれは、全世界の求めに応じて、泣いているのだ。
やがて私たちは成長し、自己と他者の違いを発見し、言葉を獲得し、世界の枠組みを認識し、赤ん坊時代とは逆に、自分は一人ぶんの「1」でしかないことを受け入れていく。
演劇とは、表現行為とは、そうした客観を揺り動かして、決して赤ん坊に戻ることはできない私たちが、大人になってしまった身心と身につけてしまった論理を解いて、あらためて世界を受容する、どのようなものになるかわからないその感覚と出会い直すための「機能」を持っているのではないかと思う。
そのために私たちの存在を舞台上に差し出すくらいのことは、できるはずだ。
命と引換えにというようなことには、考えも及ばないが。
今回、「どういうきっかけでこの劇を作ることになったのですか」と問われて、答えるのが難しかった。もちろん劇の中身については企画書やチラシ等の宣材にも書いてある。助成金を貰うための書類にも内容は記した。
だが、実際にはこの劇の創作は、自分たち自身の、そして33年続いている劇団生活じたいの、「潜在意識」に潜り込み、浮上してくる何かを取り出すような過程を経てきたのではないか。と、今になっては思う。そのための触媒として、この極めて単純な物語が浮上してきたということだろう。
お楽しみいただければ幸いです。
(『ゴンドララドンゴ』当日上演パンフレットより)
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朝日新聞記事
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12460449.html?rm=150
毎日新聞記事
http://mainichi.jp/articles/20160707/dde/012/200/042000c
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ゴンドララドンゴ
“Go-n-do-la, La-do-n-go”
作・演出○坂手洋二
7月16日(土)~ 31日(日)
下北沢ザ・スズナリ
1980年代末、東京。ゴンドラやブランコに乗って、ビルのガラス清掃、外壁補修等、高所作業を業務の中心とする会社があった。全員が同じ時給、出勤は自己申告、「原始共産制」を標榜する自由な気風の中、社員の半数は俳優や音楽・美術等のアーティストだった。仕事のこと、未来のこと、さまざまな問題でぶつかり、通じ合う仲間たち。「昭和」「バブル」の終焉を経て、彼ら、そして家族たちは、さまざまな選択をしてゆく。
そして現在。私は、幼い頃、横書きされていた「ゴンドラ」という文字列を逆に読んだ記憶を頼りに、思いがけず、父たちの時代と出会い直すことになった。
日本社会は、どのような経緯をたどって現在の状態にあるのか。それを1990年前後の「バブル」の時期、そしてそれが変容していく象徴的な社会事件の多かった「95年」前後、そうした時期を舞台に描き出します。
川中健次郎
猪熊恒和
大西孝洋
杉山英之
武山尚史
山村秀勝
尾崎太郎
都築香弥子
中山マリ
樋尾麻衣子
百花亜希
田中結佳
宗像祥子
秋定史枝
大浦恵実
円城寺あや
照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○森下紀彦
美術○じょん万次郎
衣裳○小林巨和
アクション指導○佐藤正行
振付○矢内原美邦
演出助手○村野玲子
文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ
美術助手○ 鈴木菜子
小道具応援○鴨川てんし
宣伝意匠○高崎勝也
写真・映像○姫田蘭
協力○オフィス・ミヤモト さんらん DULL-COLORED POP
制作インターン○寺島久美子(オイスターズ)
制作○古元道広 近藤順子
平日19:00開演
ただし 7/20(水)・7/28(木)は14:00 / 19:00
日曜・祝日は14:00
土曜日は14:00 / 19:00
受付開始○開演の40分前 開場○開演の20分前
開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
未就学児のご入場はご遠慮下さい。
【全席指定】
一般前売3,600円 ペア前売6,600円 当日4,000円
大学・専門学校生&U-25(25歳以下)2,500円
高校生以下1,500円
※学生、U-25は、前日までに電話またはメールでご予約の上、当日受付にて要証明書提示。
前売開始○6月19日(日) 11:00
★燐光群オンラインチケット(一般・ペア前売のみ)
http://rinkogun.com
24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。
お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。
※会員登録(無料)が必要です。
★ご予約・お問合せ○燐光群/(有)グッドフェローズ
03-3426-6294 ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp
①<お名前/電話番号/希望日時/チケットの種類と枚数>をお伝え下さい。
こちらからのお返事を以てご予約とさせて頂きます。
②当日、開演の15分前までに受付にお越し下さい。代金と引換でチケットを
お渡しします。
開演の10分前までにご精算頂けない場合は、あらかじめご用意したお席にご案内できない場合がございます。
※キャンセル・日時変更はできません。
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