Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

翻弄される日

2009-02-13 | Weblog
日本を発つ直前、社員旅行で不在という歯科医院に「できれば帰国直後に診てほしい」と留守電に吹き込んでおいたら、帰国日は祝日だったせいか、なんと翌朝、急遽当日午後に来いとの電話。有り難いけど慌ただしい。各所へのデイタイムの連絡が追いつかない。梅ヶ丘に辛うじて寄り、夕5時半、本多劇場ロビーへ。『ユーリンタウン』スタッフ顔合わせのはずだったが『オールドバンチ』のアフタートークが続いていて、スタッフに聞くと打合せの予定はないという。しかもその後『オールドバンチ』を観せて貰う約束だったがこの日はマチネ公演だけという。ヨーロッパからメールで流山児氏に確認してたんだが。
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日付変更線

2009-02-13 | Weblog
日本を出発した1月27日から、ウィーンに着いてもまだ日付が代わっていない27日になった時点で少し時間軸がずれており(相対的にはヨーロッパ時間の時刻に遅れてしまったので、同じ27日でも二日ぶんあったのだ)、なおかつ昨日、ヨーロッパを発って日本に帰ってきた2月10日と2月11日を一回ぶんで書いてしまったから、ここで時間あまりが生じ、空白の一日が生じた。ふしぎなことだが、決して一日ぶん得をしたわけではないのである。
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帰国の途に

2009-02-11 | Weblog
今回は入りが遅れたため私だけ飛行機会社が違うので二時間後の別便で単独帰国。御一同様とカルネ荷物を見送り、ひとり空港で『ユーリンタウン』の続き。二月中に仕上げるという約束が果たせるか否か。ともあれ帰国だ。溜まった宿題あれこれと向き合いつつも、焼酎と魚との再会を祝う。日本の食べ物はやはり世界一うまいのではないか。
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荷出しも済んで

2009-02-10 | Weblog
朝から劇場バラシ、荷出し。あっという間に終わる。一週間もいるブカレスト市内を観光モードで歩いたことがないので、とりあえず今書き進めようとしている新作とも関連があると思い、戦争歴史博物館に行く。ところが休館。ガイドブックを借りて確かめてから行くべきだった。なのでデパートのような所へ行き、イタ飯屋でトマト味のリングイネを食し、土産を買い、もう一度劇場を訪ね、メールをし、夜は一部有志でルーマニア料理を食べ、ワインを飲み、さらに一部スタッフ・キャストと宿で飲む。そういう日だ。
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ブカレスト公演

2009-02-09 | Weblog
『屋根裏』は多くの場面が組み合わされている劇だが、今日の公演はのっけから各場面終了ごとに拍手が巻き起こるという初の現象。ルーマニアのお客さんは熱狂的であるという事前情報は一部にあったが、こういうことなのか。他の国では過去一度もクスリともしなかったところで激しく笑いが巻き起こる。違和感というよりもその「理解」に感心する。彼らの反応の通りなのだろうと思う。終わってロビーのバーで通訳の皆さま、劇場スタッフも一緒にビールを飲み交わす。
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ブカレスト初日

2009-02-08 | Weblog
午前中は部屋でパソコンに向かい日本で待ち受ける別な仕事に追われる。午後、劇場に滑り込み、部分稽古等せわしい時間割の中、ともかく幕が開く。イオン・クレアンガ劇場の俳優陣も観てくれる。それにしてもよく笑うお客さんたちだった。疲れもあり宿に直帰するが、部屋で缶ビールというのも味気ない気がして宿近くの店へ出向き、地ビールおかわり。とりあえずほっと一息。
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なんとかゲネプロ

2009-02-07 | Weblog
子供向け芝居の終演後、一気に仕込み。1時間強でほぼセットが再び組み上がり、照明シューティング、明かり作り、音響チェック。ぎりぎり六時半過ぎからゲネプロ開始。強行軍だがともかく実現。五百人近い収容人数の二階層の劇場に、「屋根裏」がくっきりと成立する。今日はブカレストの国立劇場で能・狂言の公演も行われている。この地は今ちょっとした「日本週間」の様相である。
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イオン・クレアンガ劇場

2009-02-06 | Weblog
劇場作業本格スタート。何がたいへんといって、この劇場は毎朝十一時から子供向け劇の日替わり上演があり、私たちはその終演後に入ることになる。つまり舞台上は毎日仕込み直さなければならない。しかしブカレスト関係者の薦める人気劇場だけあって、人材配置は複雑だがスタッフも充実していて可能な限り便宜を図ってくれる。国際演劇祭も行われていてそういう対応に慣れているという。こちらはきちんと作戦を立てて臨むしかないが、もちろん元東側の劇場特有の予期せぬ現象はいろいろとある。
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笛を買う

2009-02-05 | Weblog
私は旅のおみやげとか記念写真にこだわらない方だが、魔が差して買ってしまうのが楽器類。特に笛系統。使うのである。広島の縁日で買った縦笛は昔、舞踏の即興演奏シリーズで活躍した。千野秀一さんと共演したこともある。インドネシアで大量に入手した音程スライド式竹笛は『屋根裏』で俳優たちが吹いており現ツアーも同行中。マレーシアで横笛を買って即、広場でプカプカやっているといつのまにか何十人も集まっていたこともあった。今回はトランシルバニアの民族楽器4種類。屋台のおかみに吹き方も教わる。すべて彼女の旦那の手製という。(写真はカボチャの実を使ったものでかなり太い音が出る)
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一日が経つのが早いブカレスト

2009-02-05 | Weblog
朝七時に劇場前で荷下ろし、般入。ところが運送の手違いで一番大きい「屋根裏キット」箱しか届いていない。残りは後で届くという。劇場スタッフにコーヒーをご馳走になる。いったん宿に帰り朝飯、十一時から劇場で子供向けの劇を観る。終了後劇場スタッフと細かい打合せ。夜はコメディシアターで我々のブカレスト公演に協力してくれた副芸術監督のTraian Petrescu氏に挨拶、人気絶大でロングラン中のレパートリーを観せていただく。 ※追記『屋根裏』ブカレスト公演情報は以下で見られます→  http://www.teatrulioncreanga.ro/
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ブカレストの一日

2009-02-04 | Weblog
午前中、イオン・クレアンガ劇場下見。子供向けの芝居が中心だが、もともと国立劇場である。昔、ダムタイプがパフォーマンスをしたことがある。その流れで日本を発つ前いろいろ教えていただいた。事務所で劇場制作担当者と三時頃まで打合せ。他にはまだ何も進行できないので宿に帰り、『ユーリンタウン』進める。ツアーメンバーも今までで一番のくつろぎモード。夕食は初体験のルーマニア料理。物価はウィーンよりも安い。初めて訪れた街でぼんやりと過ごす。工事で乱れていたり、突起物、水たまりや獣糞の多い道である。野良犬も徘徊。
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ルーマニアへ移動

2009-02-03 | Weblog
ゆったりした予定で移動。夕刻ブカレストに着く。投宿し、解散。劇場傍にあるはずのスーパーが見つからない。私と制作チーフ古元は魔が差して(?)オデオン座で、ソロダンス『光の影』を観る。正直、興味本意で宿の隣の劇場を覗いてみたら、すぐ始まるというし、たった一時間だというので、飛び込むのもいいかと思ったのだ。30レイだから9百円ちょっとの入場料。こじんまりとした風情のある劇場で、ダンサーはまあちゃんと踊ってはいたし、思いがけず見聞を深めさせて貰った。
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ウィーン最後の滞在日

2009-02-01 | Weblog
原サチコさんのご厚意でブルク劇場を案内して貰う。奈落、バックヤードなど。直径21メートルの回り舞台など、半世紀前に完成していたという部分でも凄い機構である。「古式豊かな劇場で前衛的な劇が行なわれている」と劇場のカールさん。夜は原さんとご子息とその親友とウィーン伝統料理をいただく。肉もじゃがいもも美味しい。ブルク劇場専属俳優である原さんのとてもエキサイティングなブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/sahanoha2000)もぜひ。EAST GALLERY FESTIVALで彼女の一人芝居『肉屋』と燐光群『現代能楽集』が並んだのは1993年春だった。
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