Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

捕鯨村・鮎川は復活していたという

2024-11-11 | Weblog
捕鯨村・鮎川は復活していたという。
捕鯨船を展示する「ホエールランド」も。

私は三〇年以上前から、取材に何度か出かけ、まず、『くじらの墓標』を書いた。鮎川の固有名詞じたいは出ていない。1993年上演。(而立書房刊)
その後、鮎川に海外の人たちを案内し、クジラの解体を見せたり、捕鯨への国際的な偏見を取り除く努力もした。

東日本大震災の震源地に一番近い金華山が、鮎川のすぐそばであった。
捕鯨村・鮎川は壊滅した。けっこう長く交通網も繋がらなかった。
私は七年前に訪問して、捕鯨産業自体はなんとか復活していたが、自分の知る町並みがなくなったことに、衝撃を受けた。

じつは私のライフワークの一つが「クジラ」である。

『くじらの墓標』は1996年にロンドン・ゲートシアターのレパートリーとして上演され、コンプリシテのリロ・バウア、クライブ・メンデス、イギリス在住の伊川東吾さんも出演されている。その後、アメリカ、シンガポール等でも上演され、英語、ポーランド語等で翻訳出版されている。
国際合作で『南洋くじら部隊』、沖縄を舞台にした『くじらと見た夢』は、彩流社から出版されている。
瀬戸内海・犬島での野外劇『内海のクジラ』も記憶に残る。
渡辺美佐子さんが市長選に出馬するという設定の『戦争と市民』は捕鯨村が舞台だし、故・大浦みずきさんを主演に迎え女性を主人公にしたイプセン作『民衆の敵』も、捕鯨村を舞台に換えている。
七年前の『くじらの墓標』最新上演や『南洋くじら部隊』は、NHK等でも放送されている。

このたび、阿部寛、白鳥玉季さんらが出演するNHK土曜ドラマ『水平線のうた』(脚本・港岳彦、演出・岸善幸)に、今回『沖縄戦と琉球泡盛』に参加の円城寺あやさんが、出演する。
ロケが鮎川でも行われたという。

で、円城寺さんからお土産にいただいたのが、この「くじらジャーキー」なのである。
捕鯨村・鮎川復活のことも聞いた。
なんだか食べるのがもったいない気がして、まだ、いただいていない。
















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百田尚樹の「少子高齢化対策」発言の酷さ

2024-11-10 | Weblog
日本保守党・百田尚樹の発言を知る。怒りしかない。

まず、女性の社会進出が少子化の原因というのは間違っている。

そして、「日本の少子高齢化対策について」と言っている内容が酷すぎる。
再録するのも嫌だからしないが、人権意識がない。差別主義。最悪の優生思想。
いろいろな方が指摘しているからもう言わないが、「手術をする」はナチスの発想である。

そして言葉の末尾が、「手術をする」「行かさない」「できない法律にする」。
以上はすべて国家であり体制が人間を統制し強制できると言っている。「制度」の強制を当然としているのだ。ありえない。

これが軽そうな言い方をしているからといって許されるなら、この社会に人権感覚がない。

そして、「いやこれSFやで」という言い方。
「SFに対する冒涜」である。








※    ※    ※

以下、記録のためにのみ。

30歳を超えたら、子宮摘出手術をする
女性は18歳から大学に
25歳を越えて独身の場合は生涯結婚できない法律にする
以上が11月8日に配信されたYouTubeの生配信番組『あさ8』、百田発言である。

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『わが友、第五福竜丸』の船上場面

2024-11-09 | Weblog
私たちが昨年末に上演した『わが友、第五福竜丸』には、
ビキニで被災した第五福竜丸の船上場面がある。
(撮影・姫田蘭)

「第五福竜丸」の元船長、筒井久吉さんが亡くなられたという報道にショックを受けているが、。
本当に、第五福竜丸の乗組員の生存者は、あと一名のみということになってしまった。

第五福竜丸が遭遇した悲劇を追体験する試みは、私たちにとって忘れられないものになったが、これからも「過去形」にされてしまわないように、どのように受けついでいけるのかを考えたい。


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「第五福竜丸」の元船長、筒井久吉さんが亡くなられた

2024-11-09 | Weblog
「第五福竜丸」の元船長、筒井久吉さんが亡くなられたという報道があった。
92歳だったという。
これで乗組員の生存者は、あと一名のみになってしまったという。

昨年、『わが友、第五福竜丸』を上演させていただいた私たちとしては、ほんとうに、心より御冥福をお祈りするしかない。

残された私たちに何ができるか。
あらためて、考えてゆきたい。
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代田橋の、やんばる

2024-11-08 | Weblog
代田橋の沖縄タウン。
沖縄本島北部を示す、やんばる(山原)の表示、あり。
東京と沖縄の距離感を生きるという意味では、こちらの稽古場も共通している。

寒くなってきたが、南の沖縄のことを、思う。


※   ※   ※

燐光群新作『沖縄戦と琉球泡盛』

11月30(土)〜12月8日(日)
東京・吉祥寺シアター


岡山、関西公演もございます。


詳細は以下を御覧ください。

https://rinkogun.com/featured/after-talk-guest-okinawasenn/
https://rinkogun.com/portfolio/20241130_okinawasenntoryuukyuawamori/
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現代の「戦争」も描く、『沖縄戦と琉球泡盛』

2024-11-07 | Weblog
『沖縄戦と琉球泡盛』。

第二次世界大戦も描きますが、現代の「戦争」の脅威も、描きます。

米軍基地の駐留だけでなく、自衛隊基地の配備も拡大している現実があります。

写真は、自衛隊の沖縄・久米島分担基地。



※   ※   ※

燐光群新作『沖縄戦と琉球泡盛』

11月30(土)〜12月8日(日)
東京・吉祥寺シアター


岡山、関西公演もございます。


詳細は以下を御覧ください。

https://rinkogun.com/featured/after-talk-guest-okinawasenn/
https://rinkogun.com/portfolio/20241130_okinawasenntoryuukyuawamori/
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大統領選 どっちもあかんが、まだマシな方の人に、ならなかった

2024-11-06 | Weblog
アメリカ大統領選。
ひたすらうんざりだ。
どっちもあかんということが先に立つ。

どちらの候補者も、パレスチナの人たちを絶望に陥れることに相違はない。

にしても、
まだマシな方の人に、ならなかった。
理不尽だ。


写真は去年の春のニューヨーク地下鉄。
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泡盛の歴史を語るには極めて重要な咲元酒造 そして、稽古酔い?

2024-11-06 | Weblog
咲元酒造は、沖縄・泡盛の歴史を語るに於いて、極めて重要な酒造所である。
二代目の佐久本政良が敗戦後、収容所から首里に戻ってきて、重要な働きをして、戦後泡盛復興の土台骨を作った。
その跡地は今でも人々が訪れる重要な場所となっている。

詳しく知りたい方は、上野敏彦氏の『沖縄戦と琉球泡盛』(明石書店)を読んでください。

泡盛のことばかり稽古していると、素面でやっている稽古なのですが、実に不思議な気持ちになります。

稽古酔い?

泡盛と沖縄の世界の豊かさに出会う演劇を模索しています。


※   ※   ※

燐光群新作『沖縄戦と琉球泡盛』

11月30(土)〜12月8日(日)
東京・吉祥寺シアター


岡山、関西公演もございます。


詳細は以下を御覧ください。

https://rinkogun.com/featured/after-talk-guest-okinawasenn/
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タンナファクルー というお菓子

2024-11-06 | Weblog
タンナファクルー というお菓子をいただいた。
写真で撮ると大きく見えるが、そんなに大きくない。
宜野湾で作られている。
私は知らなかったが、けっこう昔からある庶民のお菓子だという。
原材料が黒糖メインということもあって、食べてみた。
悪くない。
泡盛に合うかどうかは、確かめていないからわからない。
きっと、悪くないだろう。


泡盛と沖縄の世界の豊かさに出会う演劇を模索しています。


※   ※   ※

燐光群新作『沖縄戦と琉球泡盛』

11月30(土)〜12月8日(日)
東京・吉祥寺シアター


岡山、関西公演もございます。


詳細は以下を御覧ください。

https://rinkogun.com/featured/after-talk-guest-okinawasenn/
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ポーク玉子おにぎり

2024-11-05 | Weblog
いつのまにか沖縄名物の中に定着した、ポーク玉子おにぎり。

確かに食べ応えはあるが、自分から食べようとしたことはあまりない。

ポーク玉子定食もいただいたことはない。

だって、ただ焼いただけの物なのだもの。

というか、ランチョンミート(スパム)の値段も上がってきている。
物価高である。


劇づくりのため、泡盛に合う料理は何か、ということで、アイデア、情報を募集すると、いろいろな意見が寄せられている。。
お寄せください。


泡盛の世界の豊かさに出会う演劇を模索しています。


※   ※   ※

燐光群新作『沖縄戦と琉球泡盛』

11月30(土)〜12月8日(日)
東京・吉祥寺シアター


岡山、関西公演もございます。


詳細は以下を御覧ください。

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ヤンバルクイナを想う

2024-11-04 | Weblog
沖縄といえば、ヤンバルクイナ。

沖縄といえば、というより、名前の如く、やんばるとは、沖縄北部のこと。

ヤンバルクイナは、やんばるを出たら生きられないから、ヤンバルクイナ。

ふつう「やんばる」って、国頭、大宜味、東村、である。

そう簡単には会えないのだ。

羽根がちっちゃいし、筋肉も貧弱。
空に逃げられないからロードキルに遭いがちだし、
ノネコやヘビやマングースが襲ってこないように樹の上で寝るけど、
一番弱い生き物かもしれない。

ノグチゲラ、ヤンバルテナガコガネなんかと同じ、「固有種」。

やんばるの森がなくなったら、地球上から姿を消してしまうのである。

やんばるは生物多様性の博物館みたいなところである。
国土の面積としてはわずか〇・一パーセントの沖縄に、日本で棲息する生き物の四分の一がいる。
鳥に至っては半分が沖縄在住。そのほとんどが、やんばるなのである。


東村高江では、「あれはクイナだよ」と、鳴き声を教えてくれる人は、よくいたが。

写真は、三年前某所で撮影した、ヤンバルクイナ。

沖縄と泡盛のことばかり考えています。


※   ※   ※

燐光群新作『沖縄戦と琉球泡盛』

11月30(土)〜12月8日(日)
東京・吉祥寺シアター


岡山、関西公演もございます。


詳細は以下を御覧ください。

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泡盛に合う料理は何か 情報、募集しています

2024-11-04 | Weblog
泡盛に合う料理は何か、ということを、探究している。
アイデア、情報、募集しています。
お寄せください。

あ、劇づくりのためです。

これは、スクカラス。
アイゴの稚魚を塩漬けにして、なぜか豆腐に載っけて食べられている。
瓶詰めで売られるときは、瓶の内壁にびっしり貼り付けられたりしていたりする。
食べに行く時間はないので、いただいた写真。


泡盛の世界の豊かさに出会う演劇を模索しています。


※   ※   ※

燐光群新作『沖縄戦と琉球泡盛』

11月30(土)〜12月8日(日)
東京・吉祥寺シアター


岡山、関西公演もございます。


詳細は以下を御覧ください。

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ジューシーのタコライス ! ありがとう!

2024-11-03 | Weblog
劇団員が芝居のチラシとポスターを貼らしていただくお願いに、都内の沖縄居酒屋を巡っているのですが、
なんと。

あるお店で、若手劇団員が、サービスで、ジューシーのタコライスをいただいたという。
ジューシーのタコライス!
これは想像したことがなかった。
どんな味がしたのだろう。
私は行ったことがない店です。
明日の稽古で聞いてみよう。

あ、ジューシーというのは、沖縄の炊き込みご飯です。

『沖縄戦と琉球泡盛』。
泡盛を通して、演劇で、私たちに何ができるか。



※   ※   ※

燐光群新作『沖縄戦と琉球泡盛』

11月30(土)〜12月8日(日)
東京・吉祥寺シアター


岡山、関西公演もございます。


詳細は以下を御覧ください。

https://rinkogun.com/featured/after-talk-guest-okinawasenn/
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米の美しさ

2024-11-03 | Weblog
泡盛の麹造りは、蒸した米に、黒麹菌を種付けする「製麹」の過程がダイナミックです。
黒麹が入った色になる前の米の美しさ。
確かに、「白百合」という言葉が似合う気もしますが、これを一晩寝かせると、色がかわるのです。

泡盛の世界の豊かさを、劇中でもお伝えしたいと想います。


※   ※   ※

燐光群新作『沖縄戦と琉球泡盛』

11月30(土)〜12月8日(日)
東京・吉祥寺シアター


岡山、関西公演もございます。


詳細は以下を御覧ください。

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理不尽

2024-11-02 | Weblog
私は「希望の党」ができた頃の、もと民主党の人たちの無様さというのを、決して忘れないし、人間は底まで落ちるとこうなる、という、最悪の事態を示す契機だったと思っている。

その中で、結局、私から見て信用できないところから抜け出すつもりのない人たちが集まっているのが、国民民主党である。
まあ、維新もそうだが。
私は決めつけることはしたくないが、その「希望の党」依存の時代から、その最悪の人間の繋がりから抜け出す気がない人たちが、そこにいる、と思われる。
本当に決めつけではない。彼らがやっていることが、そうなのだ。詳述するまでもないだろう。

立憲民主党と国民民主党が、投票時の短縮名称がどちらも「民主党」で、票を按分しているというのも、ありえないことで、そんな選挙はやってはいけないはずである。

国民民主党があわよくば自民党と繋がりたいと思っていたのは明白だし、要は、彼らを「野党」のように錯覚して、そんな党に投票してはいけなかったのである。

そして、その事態の責任は、野田氏を代表に選んだ立憲民主党にも、ある。
野田氏が代表でなければ、立憲民主党の票はもっと伸びていたはずだと私は思う。

小選挙区制の誤謬もあらためて明白になったし、なるべくしてなった結果である。

変えなければならない。
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