昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

パリ旅行記2018年2月(5)

2018-03-07 08:50:06 | パリ旅行記2018年2月

今日もまた雪だ。
外は薄っすら積もっている。
またしても外に出たくないのだが、NETYEE(部屋の掃除)があるから、出ない訳にはいかない。
グダグダしながら支度をして、『CHAI ZELLE』でタルティーヌ(バター付きパン)とカフェ・クレームで朝食。


どこへ行くというアテもないのだが、グラン・マガザンの辺りで、かーたんへのお土産を探す。
プランタン、ギャルリー・ラファイエット、ZARRA、H&Mなど、ぐるぐる回って探すが、適当なものが見当たらない。
2,3目星をつけて、また来ることにする。
そんな、こんなしているうちに昼飯の時間だ。
面倒臭いし、最安値で食えるということが分かったので、また『シャルティエ』へ行く。
入るとすぐ席に案内されたが、入り口近くの一人席。
まあ、いいとしよう。
注文を取りに来たムッスューが、まずはお飲み物は?と聞くから、デュボネを持ってこい、と言う。
間髪を入れずに、今日の料理はこれがお勧めで、フランスの特製料理だから、是非これにしなさい、と言う。
どんな料理だ?と聞くと、牛肉の料理だ、と言う。
これだけでは良く分からない。
とにかく要領を得ないのだが、そんなにお勧めなら・・・とそれで行くことにする。
前菜は、グリーンサラダ。
葡萄酒は、コート・デュ・ローヌの赤である。
出てきた料理を見ると、なんだ。ポトフだ。拍子抜けしたが、凄い分量だ。



葡萄酒で、だましだまし、胃になんとか収めたら、今度はデセールはいかが?と来る。
ただの、クリームを持ってこい、と命ずると、これが良いのでは、とメニューを指す。
なんか分からんが、いいから持って来いと答える。
すると、シューにチョコをかけ、クリームを詰めたデセールを持ってきた。
まあ、いいだろう。
食っていると、キャフェは?とダメを押してくる。
デカフェネを持ってこい、と言って、しばし落ち着く。
まあ、なんだ、かんだで美味かった。
グラン・マガザンに戻り、プランタンで、色々、見て回る。
ブランド店のものはとても手が出ない。
しかたなく、出ようとすると、プランタン・ブランドのバッグが目についた。
店員を呼んで、仔細に見てみるとなかなかいい。
日本円にして25,000円ほど。
うん、これにしよう!と買ってしまう。
デタックスになるのかと店員に聞くと、なにやら計算していて、あと1セント足りないという。
あと、なんか1セント分なにか、お買いになられては?と言われる。
一通り、店内を見渡すが、1セント足らないために、何十ユーロ分の買い物をするのは馬鹿馬鹿しい。
デタックスはいいから、それだけ呉れ、と言ってカードで支払う。
ブツは下の写真。
かーたんにとっては、なかなか実用的だろう。


さて、雪は夜にかけて激しさを増し、大分、積もった。
ホテルの窓から見ていると、明日の行動に不安を覚えるくらいだ。



夜が明けて、また行動。
今日は、アムステルダム通りのカフェで、アメリカン・ブレクファストを食い、トリニテ広場から、ギュスターブ・モロー美術館に行ってみる。





ギュスターヴ・モロー美術館は、こじんまりした施設で、モローの代表作を一堂に集めたという感じではない。
オカブが知っている作品では『パルクと死の天使』『二人の天使』『出現』『一角獣』『』『オイデュポスとスフィンクス』くらいだった。
しかも『出現』はレプリカ、『オイデュポスとスフィンクス』は下絵と言うことだった。
ただ、ここへ来られたのは、大きな美術的収穫であった。


さて、昼飯。
トリニテ・広場に近いカフェでタルタルを食った。
久し振りのタルタルは美味かった。
しかし、これから三食ほどタルタルのお世話になることになるのだが。


腹ごなしに、右岸をうろうろして、古きパリの街並みを、眺めた。
さて、さて、またまた、晩飯~。
遠出、したくなかったので、ホテル近くの、また『CHAI ZELLE』で、チキンの前妻とイタリアン・パスタを。
ちょっと塩辛い。
というか、普通の店で食うフランス料理は塩辛いか、酸っぱいかなので、この味に慣れるには、大分時間がかかる。



では、今日はこの辺で・・・
続く・・・



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