さて、久しぶりのパリにもようやく慣れてきた。
遅ればせながら、毎日のように、前を通っている、サン・トリニテ教会をご紹介。
今日は、セーヌ川を渡って、左岸のサン・ミシェルに行ってこようと思う。
オペラから21番のバスでサン・ミシェルまで・・・
パリの路線バス初挑戦である。
しかし、慣れてしまえば何ということはない。
路線が複雑なメトロよりも使いやすい。
春寒やサン・トリニテの石の堂 素閑
セーヌ川の大水は、まだ引く気配を見せず、川岸の歩道や橋の欄干近くまで水が迫っていた。
さて、目的のサン・ミシェルに着いたが、ここに来た目的は、ムフタール通りのエスニック料理を食うため。
しかし、なんとしたことか、この辺りの、アラブ料理のクスクス屋や、ケバブ屋は、なにが原因か知らぬが、多くが店を畳んで、普通のフランス料理を食わせる店に交代していた!
そんな中で、10年前にも入った、ギリシャ料理の『タヴェルナ・グレック』という店に入り、海老の串焼きでも食おうと考える。
しかし、この店に入ったのは失敗だった。
主人の親爺の愛想の無さはなんなんだ?これでは、いくら料理が美味くても、気分半減である。
値段も、決して安くはなかった。
そんな、こんなで、サン・ミシェルやカルチェ・ラタンの辺りを歩いて、一日を過ごした。
春寒しあてなく歩むカルチェ・ラタン 素閑
翌日は日曜日。
ある人と会う約束をしているので、待ち合わせのオペラまで出かける。
ある人とは、生粋のパリ・ジャンにしてビジネス・コンサルタントのジャックさん。
待ち合わせ場所のホテルのロビーで会うと、初対面とは思えず、打ち解けて、話が弾む。
オペラから地下鉄に乗って、ジュシーの市や、ムフタール通りを案内してくれた。
ムフタール通りの横丁、エペ・ボア通り(剣と森)の名前の由来(要は金属と木材)、サン・メダール教会のプロテスタントとカトリックの血塗られた歴史などを解説しながら、案内していただき、カフェでビールを飲みながら、文化の違いによって生ずる、ビジネスのやり方の違いにまで話が及んで、楽しい午後を過ごした。
しかし、ジャックさんの英語は失礼ながら流暢とは言えず、オカブもフランス語は片言なので、英語とフランス語交じりで、少しコミュニケーションを取るのに苦労した。
リヴ・ゴーシュ相和し春の日喜びぬ 素閑
ジャックさんとは、オペラまで送ってもらい、別れた。
さて、今日は、日曜だし、店らしい店は開いていないし、ゆっくり過ごすことにしてホテルに戻った。
今日のところは、こんなところで・・・・
(続く)
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