年が明けた。
めでたくもありめでたくもなしの心境である。
今年は早く7時半には起き出し、お節の支度。祝箸に家族各人の名を毛書するのは毎年オカブの役目。悪筆を振るう。
さて、準備も整って、各人威儀を正し、お屠蘇の儀。年少のエルさんから順にオカブが杯にお屠蘇を酌む。
さて、お節。今年は目新しいものがない。叩き牛蒡と田作りがお手製であることは言うまでもない。辻嘉一翁の戒めを固く守っている。
お屠蘇をお銚子に3本飲んで、いい加減、酔いが回ってきたところで年賀状を見る。今年は、エルさんが大晦日の夜なか、というか元旦の朝までバイトで、それから年賀状のイラスト作りを始めるので、年賀状はできていないし、こちらからの分はまだ出していない。
お節の儀も済んで、かーたんと初詣に出かける。北澤八幡と太子堂の円泉寺。北澤八幡は参拝の列が150メートルほどできていてとても詣でられそうもないので、外から眺めただけ。それから円泉寺に足を向ける。こちらは境内には人が誰もおらず、静かな初詣ができた。
三軒茶屋まで出て、デニーズが空いていたので、そこでひとしきりお茶。
夜は、『2014年ウィーンフィル・ニューイヤー・コンサート』。バレンボイムの指揮は、ワルツではウィンナ・ワルツのテンポを的確にとらえていて楽しげ。『エジプト行進曲』でフィルの団員が歌いだすパフォーマンスも面白かった。また『ラデツキー』でバレンボイムが団員一人一人と握手を交わす趣向も好感が持てた。今年のニューイヤーは近年出色の出来。ブラヴォー!ダニエル!
寿ぐもなんにもなしや今日の春 素閑
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