昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

2018-01-23 00:03:43 | 俳句

前々から天気予報で、予測されていたが、東京地方も、大雪になった。
子供の頃は、雪が降ると、嬉しくて堪らなかったが、大人になると降雪は、なにかと生活に難儀するので、疎ましく思えるようになる。
しかし、雪の情趣は、何物にも代えがたい。
特に、普段、雪とは縁のない、太平洋側に住んでいるとそう思えるだろう。
最早、スキーも冬山登山も遠ざかっている身だが、雪に寄せる思いは大である。

一月の二十二日に雪の降る   素閑

ひねりても点かぬガス火や雪の朝   素閑

大仰に雪喜べる子らの声   素閑

やうやうに積もるか目黒の牡丹雪   素閑

積もる雪霙となりて消えにけり   素閑

雪の朝一人冷や飯食ひにけり   素閑

年月も雪に過ぎ行くこのところ   素閑

あしたの陽灼けつく如く雪のおもて   素閑 

湯に烟る窓より雪のひとひらか   素閑


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