前々から天気予報で、予測されていたが、東京地方も、大雪になった。
子供の頃は、雪が降ると、嬉しくて堪らなかったが、大人になると降雪は、なにかと生活に難儀するので、疎ましく思えるようになる。
しかし、雪の情趣は、何物にも代えがたい。
特に、普段、雪とは縁のない、太平洋側に住んでいるとそう思えるだろう。
最早、スキーも冬山登山も遠ざかっている身だが、雪に寄せる思いは大である。
一月の二十二日に雪の降る 素閑
ひねりても点かぬガス火や雪の朝 素閑
大仰に雪喜べる子らの声 素閑
やうやうに積もるか目黒の牡丹雪 素閑
積もる雪霙となりて消えにけり 素閑
雪の朝一人冷や飯食ひにけり 素閑
年月も雪に過ぎ行くこのところ 素閑
あしたの陽灼けつく如く雪のおもて 素閑
湯に烟る窓より雪のひとひらか 素閑
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