八月二十九日。
八月も終わりに近づいている。
今年の夏もオカブ家はなんにもしなかった。
かーたんと7月に高井戸のスーパー銭湯に行って、それで全ての夏のレジャーは終わり。
寂しすぎる。
それであるから夏の記憶と言ったものは殊更ない。
というか夏の印象というものは子供時代で停止し、それ以降は消え去っている。
子供時代は楽しい海にも行ったし涼しい高原にも行った。
しかし、高校、大学と山登りに明け暮れ、夏は苦しい夏山合宿だ。
そして社会人になり、憂鬱な夏休み明けのことを思うと、夏休みを楽しんで、なんてことはできなかった。
さらに、社会人を卒業してオカブ商会を設立し、晴れて自由人の身となると、心の余裕と時間はたっぷりとれるようになったが、肝心の遊びに行く金がなくなった。
なんとも世の中は不条理にできている。
いっそのこと暑い夏より涼しい秋が待ち遠しい。
また、これも現金な気持である。
昨年の去る八月を忘れけり
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