もうかれこれ10年近く前に、初秋の鎌倉へ行った。
ありきたりの仏閣を回ったが、それなりに情趣深かった。
東慶寺では鈴木大拙、安倍能成、岩波茂雄、西田幾多郎の塔を観た。
鈴木禅学の大拙と西田哲学の幾多郎が同じ寺に眠っているのが面白かった。墓域は大拙の墓の方が広かった。
しかし一番、印象に残っているのは逗子の海水浴場。
海はオークルの彩。
朝まだき、まったく人気のない浜辺で波だけが踊っていた。
秋をひしひしと感じる瞬間だった。
秋の波げにも老いたるわだつみや 素閑
もうかれこれ10年近く前に、初秋の鎌倉へ行った。
ありきたりの仏閣を回ったが、それなりに情趣深かった。
東慶寺では鈴木大拙、安倍能成、岩波茂雄、西田幾多郎の塔を観た。
鈴木禅学の大拙と西田哲学の幾多郎が同じ寺に眠っているのが面白かった。墓域は大拙の墓の方が広かった。
しかし一番、印象に残っているのは逗子の海水浴場。
海はオークルの彩。
朝まだき、まったく人気のない浜辺で波だけが踊っていた。
秋をひしひしと感じる瞬間だった。
秋の波げにも老いたるわだつみや 素閑
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