昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

京菜

2018-02-24 00:00:09 | 俳句

京菜鍋を食った。
この『京菜鍋』は本ブログでもたびたび登場する、オカブ家独特の料理だが、本来オカブの家がオリジナルではない。
もともと40年ほど前のサントリーの雑誌広告に『すき焼き』として掲載されていたものをアレンジした料理だ。
作り方は簡単。
出汁と塩と味醂と醤油で味を調えた寄せ鍋風割り下に、細切れの豚肉と、大きく切った京菜を入れて、鍋で煮て食うのだ。
京菜は関東の呼び名で、本元の関西では水菜と呼ぶ。季語でも「水菜」とある。
この早春の味覚・・・鍋で生煮えの青々とした菜を春の生気とともに貪り食う。
京菜の一株など楽々、食べられてしまう。
これを食うと、春が来るんだなあ、と実感する。

土の香よ京菜の春の匂ひかな   素閑

京菜鍋細かき雨となりしかな   素閑

初京菜八百屋に山と積まれけり   素閑

せせらぎやたゆたう里の京菜鍋   素閑

京菜喰ふ外ははるけき田畑なり   素閑

地の京菜明るききらめき照らされて   素閑

沸々と京菜の青き目に染むや   素閑



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