岩海苔採りもそろそろ終わりです
岩ノリというのは、波の荒い外海の岩場にはえている、
アマノリなど天然ノリのことです。
一般にクロノリともいいます。
岩ノリの採取期間は、ふつう12月~2月いっぱいまでの寒い時期です。
採取の場所や時間は、地域ごとに決められています。
岩ノリ採りは命がけです。
波の荒い磯の上にはえていることと、海が荒れ
やすい時期にとるため、波や足場に注意が必要です。
また、波に濡れたノリの上を
うっかり踏むと、すべって危険です。
岩ノリは、もっとも香りがいいのは、寒中にとったものです。
採取は、干潮時にノリの根元をのこして、手先でむしりとります。
根元を残しておくと、一週間くらいで
再生してきますから、採取シーズン中に3 ~4回採ることができるのです。
仁賀保の鈴漁港にはびっしり岩のりがついています。
テトラポットや岩についた海苔をとるのは危険ですが
鈴漁港などは安全で楽しいです
漁業権に関わってくるので勝手にはとれませんよ
波がなくても、寒い時期の岩ノリは短くてむしりにくいので一日(干潮時)に、 せいぜい
4キロほどしか採れません。
岩ノリはこのように、採りにくいことと、つよい磯の香りが人気で、希少価値があるのです。
自然体験ランキング
![]() |
海苔という生き物 (ベルソーブックス)能登谷 正浩,日本水産学会成山堂書店このアイテムの詳細を見る |