先週の金曜日あたりからハタハタが産卵に接岸をはじめました。
この数日は大荒れで、高潮警報や波浪警報が発令されて5日以上たちます。漁船は全く出漁できないでいますが、漁港にはすでにハタハタの群れが何度か入っています。
ハタハタは産卵のためホンタダワラなどの海草に卵を産み付けます。秋田ではブリコと呼びます。
最初雌のハタハタが集団でホンダワラの中にやってきます。卵を産み付けると卵の外殻は固くナイロン状になり丸くなります。そこへ雄のハタハタ軍団がやってきて、一斉にブリコめがけて射精します。
ホンダワラの周りは、一瞬で乳白色になり海の匂いが生くさくなります。
その、生殖行為を釣り人が釣り上げるのです。釣り上げるというよりは引っかけるというのが正しいのかもしれません。のっこんできたハタハタは、成熟が進みすぎてあまりおいしくないという人もいますが、何しろ秋田ではハタハタがないと本番の冬はやってきません。氷点下の中で黙々と竿を上下します。
毎年、防波堤で波にさらわれて亡くなる人が後を絶ちません。大概は県内の内陸部の方で、海のおそろしさを知らない人たちです。防波堤に上がらなくても安全な港の中にもたくさんハタハタは入ってきます。人もたくさんいますが、場所は譲り合って安全に釣りを楽しんだ方がいいですよ。
旧松ヶ崎漁港や小間漁港などは穴場ですが、なるべく人が集まっているところがベストです。ちなみに今年のハタハタは2年魚主体であまり大きくないと言うことです。
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