果実酒界の女王、ガマズミ酒の魅力
果実酒といえば梅酒が定番ですが、実は日本の山野には、梅酒に負けない魅力を持つ果実がたくさんあります。その一つが、ガマズミです。今年は暑いのでやっとガマズミの実が熟して来ました。まさに摂り頃です。
ガマズミとは?
ガマズミは、スイカズラ科の落葉低木で、全国の野山に自生しています。秋になると、米粒ほどの赤い実をたくさんつけます。この実は、生で食べると酸味が強く、少し渋みも感じられます。しかし、果実酒にすると、その味わいは一変します。
ガマズミ酒の魅力
私がガマズミ酒を初めて作ったとき、その味わいに驚きました。琥珀色の美しい液体は、一口飲むと、口の中に爽やかな香りが広がります。まるで、高原を吹き抜ける風のような清涼感です。程よい酸味とほのかな甘みが、絶妙なバランスを奏で、他の果実酒とは一線を画す、上品な味わいです。
ガマズミ酒の作り方
ガマズミ酒を作るのは、とても簡単です。
- ガマズミの実を採集する: 秋に、熟した赤い実を採集します。
- 洗う: 実をよく洗い、汚れやゴミを取り除きます。
- 漬け込む: 清潔な瓶に、ガマズミの実とホワイトリカーを層になるように詰めていきます。
- 熟成: 冷暗所で2ヶ月以上寝かせます。
ガマズミ酒の魅力をもっと深く知るために
ガマズミ酒の魅力は、その見た目や香り、味だけではありません。ガマズミには、ポリフェノールやビタミンCなどの栄養素が豊富に含まれており、健康にも良いと言われています。
また、ガマズミ酒は、自然の恵みをそのまま味わえる、まさに「自然の力」を感じられるお酒です。
まとめ
ガマズミ酒は、果実酒好きにはたまらない、まさに「果実酒界の女王」と言えるでしょう。もし、あなたがまだガマズミ酒を飲んだことがないなら、ぜひ一度試してみてください。きっと、その奥深い味わいに魅了されるはずです。
ポイント:
- ガマズミの実の採集時期は、9月中旬頃がおすすめです。
- ホワイトリカーの度数は、35度前後が一般的です。
- 氷砂糖を加える場合は、甘さの好みによって調整してください。
- ガマズミ酒は、ロックで飲むのがおすすめです。
注意:
- ガマズミの実を採集する際は、必ず持ち主に許可を得てから行ってください。
- 自生しているガマズミは、農薬などが散布されている可能性がありますので、注意して採集してください。
- 飲酒は、適量を守りましょう。