先日、「ホビークッキングフェア 2015」のチケットをいただいた。
一度も行ったことはないが、ホームページには、パンや豆腐、米、飲料、寿司などの販売や試食、ワークショップなども実施するとある。開催場所の東京ビッグサイトまで、姉を誘って出かけることにした。
「ヨーグルトいかがですかぁ~」
会場入口で、早速ヨーグルトの試食に出くわした。新商品なのだろうか。ありがたくいただくことにした。
甘さ控えめのためか、酸味がやや目立つけれど、さっぱりして夏向きのだった。
ぬれ煎や甘納豆はスルーして奥に進むと、テーブルやイスの並んだブースがあった。壁には、個性豊かな流線型のボトルが並んでいる。
「あ、ここ、ワインだよ」
のん兵衛の姉を肘でつつく。二人で立ち止まったせいか、中から男性が声をかけてきた。
「ワイン、お好きですか? どうぞお掛けください」
イスを勧められ、姉の顔をチラリとのぞきこむ。姉はニンマリ笑い、「もちろん飲むわよ!」という目を返した。偶然とはいえ、ワインの前にヨーグルトを食べているから、タイムリーである。
ここのワインは、飲食店に卸すことを主にしており、市販されていないらしい。卸値で販売する数少ない機会と説明された。
まずは白。男性が左端のボトルから、葡萄の品種や特徴を説明したあと、プラスチックの試飲容器に中身を注ぐ。4種類飲んだが、お値段は2000円台から6000円台で、思ったよりもリーズナブルだ。姉は興味を示していたが、私はピンとくるものがなかった。
次に赤。男性は、さらに4本のボトルを持ってきて、小豆色の液体をカップに注いで手渡す。私は赤のほうが好きなので、ワクワクしながら待った。
「あ、美味しい」
この中に、口当たりが柔らかくて、舌を包み込むように広がるスペイン産ワインがあった。酸味と渋みのバランスがとれていて、後味もソフトで申し分ない。どこに出しても恥ずかしくない、自慢の息子とはこういうものであろう。自宅で飲むもよし、友人へのプレゼントにもよし。一瞬で買うことに決めた。
試飲後のカップがテーブルにあふれたが、まだ続きがあった。
「デザートワインはいかがですか?」
姉は甘いワインが苦手だが、私は得意中の得意だ。喜んで手を出した。
「このボトルはヴァイオリンの形をしています。もしかしたら、チェロかもしれませんね」
「まあ、ユニーク!」
ボトルも味も気に入った。甘いものに目がない母も飲みたがるだろう。これは親族の宴会用によさそうだ。
このあと、珍しいワインやアイスワインなども飲ませてもらって、購入手続きに進む。姉は白を中心に3種類、私は赤とデザートの2種類にした。時計を見ると、50分もいたことがわかり、急いでランチの店に向かう。
アルポルト 東京ビッグサイト店。
イベント以上に楽しみだったのが、ここでのランチである。あわただしい平日と違って、姉とおしゃべりしながら手の込んだお料理をいただけるのだから、生き返る心地がする。
「ビールにする?」
「ワインはもういいよね」
さすがに12種類も試飲すると、ワイン以外のものが欲しくなる。試飲だけで私はでき上がっていたが、姉は飲み足りなかったようだ。
「ビール、もう一杯ください」
……このペースにはついていけない。
食後は再び展示会場に戻り、ソフトクリームを食べたり、豆腐やかまぼこの試食をした。
デコ寿司の技術にはつくづく感心させられる。
入れ代わり立ち代わり、カメラを向ける人がやってきた。
「もう十分だね~」
「ワイン買えたしね~」
東京ビッグサイトは少々遠かったし、仕事で疲れていたけれど、行くだけの価値はあった。
ワインさん、ワインさん、早くいらっしゃーい!
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
一度も行ったことはないが、ホームページには、パンや豆腐、米、飲料、寿司などの販売や試食、ワークショップなども実施するとある。開催場所の東京ビッグサイトまで、姉を誘って出かけることにした。
「ヨーグルトいかがですかぁ~」
会場入口で、早速ヨーグルトの試食に出くわした。新商品なのだろうか。ありがたくいただくことにした。
甘さ控えめのためか、酸味がやや目立つけれど、さっぱりして夏向きのだった。
ぬれ煎や甘納豆はスルーして奥に進むと、テーブルやイスの並んだブースがあった。壁には、個性豊かな流線型のボトルが並んでいる。
「あ、ここ、ワインだよ」
のん兵衛の姉を肘でつつく。二人で立ち止まったせいか、中から男性が声をかけてきた。
「ワイン、お好きですか? どうぞお掛けください」
イスを勧められ、姉の顔をチラリとのぞきこむ。姉はニンマリ笑い、「もちろん飲むわよ!」という目を返した。偶然とはいえ、ワインの前にヨーグルトを食べているから、タイムリーである。
ここのワインは、飲食店に卸すことを主にしており、市販されていないらしい。卸値で販売する数少ない機会と説明された。
まずは白。男性が左端のボトルから、葡萄の品種や特徴を説明したあと、プラスチックの試飲容器に中身を注ぐ。4種類飲んだが、お値段は2000円台から6000円台で、思ったよりもリーズナブルだ。姉は興味を示していたが、私はピンとくるものがなかった。
次に赤。男性は、さらに4本のボトルを持ってきて、小豆色の液体をカップに注いで手渡す。私は赤のほうが好きなので、ワクワクしながら待った。
「あ、美味しい」
この中に、口当たりが柔らかくて、舌を包み込むように広がるスペイン産ワインがあった。酸味と渋みのバランスがとれていて、後味もソフトで申し分ない。どこに出しても恥ずかしくない、自慢の息子とはこういうものであろう。自宅で飲むもよし、友人へのプレゼントにもよし。一瞬で買うことに決めた。
試飲後のカップがテーブルにあふれたが、まだ続きがあった。
「デザートワインはいかがですか?」
姉は甘いワインが苦手だが、私は得意中の得意だ。喜んで手を出した。
「このボトルはヴァイオリンの形をしています。もしかしたら、チェロかもしれませんね」
「まあ、ユニーク!」
ボトルも味も気に入った。甘いものに目がない母も飲みたがるだろう。これは親族の宴会用によさそうだ。
このあと、珍しいワインやアイスワインなども飲ませてもらって、購入手続きに進む。姉は白を中心に3種類、私は赤とデザートの2種類にした。時計を見ると、50分もいたことがわかり、急いでランチの店に向かう。
アルポルト 東京ビッグサイト店。
イベント以上に楽しみだったのが、ここでのランチである。あわただしい平日と違って、姉とおしゃべりしながら手の込んだお料理をいただけるのだから、生き返る心地がする。
「ビールにする?」
「ワインはもういいよね」
さすがに12種類も試飲すると、ワイン以外のものが欲しくなる。試飲だけで私はでき上がっていたが、姉は飲み足りなかったようだ。
「ビール、もう一杯ください」
……このペースにはついていけない。
食後は再び展示会場に戻り、ソフトクリームを食べたり、豆腐やかまぼこの試食をした。
デコ寿司の技術にはつくづく感心させられる。
入れ代わり立ち代わり、カメラを向ける人がやってきた。
「もう十分だね~」
「ワイン買えたしね~」
東京ビッグサイトは少々遠かったし、仕事で疲れていたけれど、行くだけの価値はあった。
ワインさん、ワインさん、早くいらっしゃーい!
↑
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
体力と気力は、全部ショウガからもらいました(笑)
『蒸しショウガ健康法』は私のバイブルです。
疲れが取れますよ。
ぜひ、ご覧になってくださいね。
家と職場の往復だと、かえって疲れることにも気づきました。
やはり、遊びの時間がないといけませんね。
GWだと少しはゆっくりできますか?
リフレッシュなさってくださいね。
砂希さんは忙しいとおっしゃる時でも、週末の活用がお上手だなぁといつも感心します。
その体力と気力はどこに行けば買えますか?
カネに糸目はつけません!
教えてください!!
もっと前の話でしたか(笑)
ちょっとだけ飲みたい消費者のニーズをくみ取った販売方法ですね。
スタバの前身?(笑)
いい時代だったのかも。
それまでは一升瓶から注いで盛り切りの量り売りです。
もっきり酒の由来でしょうね(*^^*)ポッ
それはもしや、ワンカップ大関では??
ときどき、父が買っていたようです。
子どものとき、美味しいのかもしれないと思って飲んでみました。
喉が温かくなって、いい気分でした。
あとから、父が「減っている」と騒いでいました(笑)
あれには、サキイカが合いますね。
今はカップワインなるものもあるようですが。
家に帰るまで我慢できない労働者諸君は酒屋さんに入ります、
コップ一杯盛りきりの酒を買い、裂きイカやら甘辛ミックスやらのつまみを買って酒屋の軒先で飲んだものでした(私じゃないよ)
これを称して「もっきり」といってました。
今もそんな人がいるとしら砂希さん姉妹かもねヽ(´o`; オイオイ
夕方には帰ってくる予定でした。
実際、家に着いたのは4時ごろでしたが、疲れて持ち帰り仕事ができませんでした。
翌日も早起きできません。
アルコールは勤労意欲をなくしますね。
もっきり、調べてみました。
「コップや枡(ます)に盛り切り1杯ずつ売る酒」なんですね。
この場合、サンプルをいただいたような感じです(笑)
池袋からだと、りんかい線直通の埼京線が便利です。
うちからトータルで1時間半かかりませんでした。
もっとかかると思ったので、いい時代になりましたよ。
ワインの前というか、飲む前に牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品をとることで、腸から急激にアルコールを吸収しなくなり、悪酔いしないと言われています。
アルポルトは落ち着いていてよかったです。
かなり行列ができていましたから、予約しておいて正解。
正確に数えたわけではないので、記憶にあるボトルの数をだどったら12でした。
本当はもっと飲んだかも…。
自信作をちょっとずつ飲めるなんて、ぜいたくですよね(笑)
試飲会のお知らせを今後もいただけるとか。
また姉と行きたいです。
ブランデーは未知の領域ですね…。
飲んだくれ姉妹とは聞いてましたが、その後も食べて飲んで…w(゜ー゜;)wワオッ!!
そちらには行こうと思えばいろんなイベントが目白押しで羨ましいです。
お寿司もきれいです、作り方をおぼえたら楽しいでしょうね。
ワイン好きにはおそらくたまらないイベントなんでしょうね~!かなり酔って帰りが大変だったのでは?(笑)私は寿司とかパン、豆腐もあったみたいだからそっちが気になりましたよ。
文の中でワインの前にヨーグルトってくだりがありましたがどういう意味なんでしょうか?ワインが美味しく感じやすくなるとか?酔いににくなるとか?
前回行った時にビックサイトのまん前のビルの飲食店でバイキングランチ食べました。かなり美味しくて満足した記憶が・・・。
次回は私も検索して行ってみたいもんですね!
しかし、12種類、少しずつでも、昼間だし、いい気分になっちゃいますね。
昼間はまわるわー。
ワインも大好きですが、最近はブランデーにチョコレートに凝っている私です。