神奈川県伊勢原市にある大山(おおやま)に登らないかと、親友の幸枝からお誘いを受けた。
「2月かぁ。夏の装備しかないから、寒さ対策をしなくちゃ」
イメージとして、吹雪でホワイトアウトとなった札幌市が浮かんできた。凍えてしまうのではないかと心配する。
店員さんに聞いたら、レインウエアの下にダウンを着る程度で対応できるというので、早速購入した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/cb/d0303e15a5fbb5eaaadfb29688443681.jpg)
袖のタグは何に使うのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/b5/2fcb873c6b360069902252eb77aeb830.jpg)
アウトドア用品は謎が多い。ご存じの方、ぜひ教えていただければ。
小田急線に乗り、伊勢原駅で下車後、バス停へ。
早速、阿夫利(あふり)神社の鳥居がお出迎えだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/6e/62e1ba169562fcc9abdf2b16313c4f1a.jpg)
「元々は雨降山(あめふりやま)だったのが、阿夫利山になったんだって」
雑学に詳しい幸枝が解説をする。そういうわけか。
バス待ちの行列がどんどん長くなっていく。交通の便がよいため、人気のスポットなのだろう。空は青く、絶好の登山日和とテンションが上がっていった。
バスの終点から歩いてケーブルカーへ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/3b/9d88827f75c9636d492b684ad1c6d2f0.jpg)
歩いて登る手もあるが、初心者は楽をした方が無難であろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/6b/7d6b164cf440883e1fda17be01999fc4.jpg)
阿夫利神社駅で下り、まずはお詣りをした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/d3/61c9fe82a064a0f9d0dd0e655283e78a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/29/cc4a1329e30706002776fcf9a8dbba0b.jpg)
おみくじを引いたら「小吉」。幸運は控え目な方がよさそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/f5/03d2ff2c279a9fe7cc6c7137fae7f4b1.jpg)
「ボトル持ってきた? お水を汲みに行くよ」
「うん、持ってる」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/3a/211b915dc44e687fbc8b2eb3b1640652.jpg)
事前に幸枝から「大山の名水を味わおう」と言われたので、空のペットボトルを持ってきて正解である。クセがなく、実にのど越しのいい名水がいただけるので、ぜひご賞味を。
山に入る前に、セルフでお祓いをする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/c1/cd7bb8fcdb184ddc94665cf8d5e91e2f.jpg)
シャカ、シャカ。
お守りも受け取り、いざ出陣!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/ca/b3fcfe08aacca1bfec316de66c250be2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/9b/17011982246f95eda38d051048e91860.jpg)
バスの行列の通り、山道には結構な人がいた。速い人には道を譲り、挨拶を交わして登っていく。
「富士山が見える」
「ホントだ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/16/ed8bfceed200b9e1193c470070756de8.jpg)
雲が掛かっていて、最初は残念だと思ったが、改めて見ると、富士山がイメチェンしようと髪を巻いたように見える。これはこれで面白い。別の方角には江の島も見えた。
山頂まで90分ほどだったろうか。一週間前に降った雪のせいで、ぬかるんだ場所もあったが、割に歩きやすい道だった。ただし、登り続けていくと、だんだん暑くなってくる。
「ちょっと休憩しようよ」
日頃から鍛えている幸枝と違い、私は運動不足である。30分も歩くとバテバテになった。立ち止まった途端、汗がどっと噴き出してきて、額を伝ってきた。
「わぁ、汗が目に入った! 暑い暑い」
全身から湯気が立ち昇っていたに違いない。すぐにレインウエアを脱いだが、なかなか涼しくならない。明らかに着過ぎたとわかった。
「大丈夫?」
「まあ何とか。よし行こう」
気を取り直して山頂を目指す。山には高齢者が多く、懸命に登る姿を見ると、弱音は吐けない。幼児も犬も登っている。刺激をもらって私も行列に続き、何とか山頂に到着することができた。
「奥の院だって」
「すご~い」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/87/cde0a6ecd44eb296cf1d406f541ab9a6.jpg)
景色も最高だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/3f/a27571ae4cf3a2beac9049ac66dcc2e8.jpg)
山頂には休憩できる茶屋があり、焼きおにぎりを食べて栄養補給をした。
景色を堪能したあとは、山を下る。集中力が切れたせいか、足を滑らせ、2回尻もちをついた。いててて。
下りの山も絵になる場所が多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/16/d1da44150c14d58c5c9a5a1d68417e58.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/51/70b0c695d7223b9bcba0dd90ceff6365.jpg)
山はいい。自然に触れ、新たな仕事のアイデアが生まれてきた。
また、どこかの山に行きたい。
今度は、汗だくにならぬよう軽装でね。
エッセイ・随筆ランキング
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
「2月かぁ。夏の装備しかないから、寒さ対策をしなくちゃ」
イメージとして、吹雪でホワイトアウトとなった札幌市が浮かんできた。凍えてしまうのではないかと心配する。
店員さんに聞いたら、レインウエアの下にダウンを着る程度で対応できるというので、早速購入した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/cb/d0303e15a5fbb5eaaadfb29688443681.jpg)
袖のタグは何に使うのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/b5/2fcb873c6b360069902252eb77aeb830.jpg)
アウトドア用品は謎が多い。ご存じの方、ぜひ教えていただければ。
小田急線に乗り、伊勢原駅で下車後、バス停へ。
早速、阿夫利(あふり)神社の鳥居がお出迎えだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/6e/62e1ba169562fcc9abdf2b16313c4f1a.jpg)
「元々は雨降山(あめふりやま)だったのが、阿夫利山になったんだって」
雑学に詳しい幸枝が解説をする。そういうわけか。
バス待ちの行列がどんどん長くなっていく。交通の便がよいため、人気のスポットなのだろう。空は青く、絶好の登山日和とテンションが上がっていった。
バスの終点から歩いてケーブルカーへ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/3b/9d88827f75c9636d492b684ad1c6d2f0.jpg)
歩いて登る手もあるが、初心者は楽をした方が無難であろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/6b/7d6b164cf440883e1fda17be01999fc4.jpg)
阿夫利神社駅で下り、まずはお詣りをした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/d3/61c9fe82a064a0f9d0dd0e655283e78a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/29/cc4a1329e30706002776fcf9a8dbba0b.jpg)
おみくじを引いたら「小吉」。幸運は控え目な方がよさそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/f5/03d2ff2c279a9fe7cc6c7137fae7f4b1.jpg)
「ボトル持ってきた? お水を汲みに行くよ」
「うん、持ってる」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/3a/211b915dc44e687fbc8b2eb3b1640652.jpg)
事前に幸枝から「大山の名水を味わおう」と言われたので、空のペットボトルを持ってきて正解である。クセがなく、実にのど越しのいい名水がいただけるので、ぜひご賞味を。
山に入る前に、セルフでお祓いをする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/c1/cd7bb8fcdb184ddc94665cf8d5e91e2f.jpg)
シャカ、シャカ。
お守りも受け取り、いざ出陣!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/ca/b3fcfe08aacca1bfec316de66c250be2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/9b/17011982246f95eda38d051048e91860.jpg)
バスの行列の通り、山道には結構な人がいた。速い人には道を譲り、挨拶を交わして登っていく。
「富士山が見える」
「ホントだ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/16/ed8bfceed200b9e1193c470070756de8.jpg)
雲が掛かっていて、最初は残念だと思ったが、改めて見ると、富士山がイメチェンしようと髪を巻いたように見える。これはこれで面白い。別の方角には江の島も見えた。
山頂まで90分ほどだったろうか。一週間前に降った雪のせいで、ぬかるんだ場所もあったが、割に歩きやすい道だった。ただし、登り続けていくと、だんだん暑くなってくる。
「ちょっと休憩しようよ」
日頃から鍛えている幸枝と違い、私は運動不足である。30分も歩くとバテバテになった。立ち止まった途端、汗がどっと噴き出してきて、額を伝ってきた。
「わぁ、汗が目に入った! 暑い暑い」
全身から湯気が立ち昇っていたに違いない。すぐにレインウエアを脱いだが、なかなか涼しくならない。明らかに着過ぎたとわかった。
「大丈夫?」
「まあ何とか。よし行こう」
気を取り直して山頂を目指す。山には高齢者が多く、懸命に登る姿を見ると、弱音は吐けない。幼児も犬も登っている。刺激をもらって私も行列に続き、何とか山頂に到着することができた。
「奥の院だって」
「すご~い」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/87/cde0a6ecd44eb296cf1d406f541ab9a6.jpg)
景色も最高だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/3f/a27571ae4cf3a2beac9049ac66dcc2e8.jpg)
山頂には休憩できる茶屋があり、焼きおにぎりを食べて栄養補給をした。
景色を堪能したあとは、山を下る。集中力が切れたせいか、足を滑らせ、2回尻もちをついた。いててて。
下りの山も絵になる場所が多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/16/d1da44150c14d58c5c9a5a1d68417e58.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/51/70b0c695d7223b9bcba0dd90ceff6365.jpg)
山はいい。自然に触れ、新たな仕事のアイデアが生まれてきた。
また、どこかの山に行きたい。
今度は、汗だくにならぬよう軽装でね。
![](https://blog.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_1661_1.gif)
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)