”さわらの羽”

さわらのステッチ日記

ペットを失う

2011年09月28日 | ステッチ全般

文鳥の「ゆめ」が亡くなりました。9歳でした。

文鳥の寿命はだいたい7-8年なので、長生きな方だったのだと思います。

実は夏に右足の前指が上手く動かなくて、知らないうちに怪我をしてるのかと思い、
病院に連れて行ったところ、「内臓がはれて足の神経をあっぱくしているから」だといわれました。
レントゲンを撮ったのですが、内臓のどこがとまではよく分からず、
とりあえず抗生物質の投与となりました。
少し元気は出たものの、足のほうは殆ど治らず、ネットで調べると
このような症状が出るのは加齢によるものなので、結局治ることはないが
それでも半年ぐらいはまだ生きられるケースもあるのがわかりました。

もう一度病院に見せるか迷ったのですが、家族で話し合って結局やめました。
レントゲンを撮った時、医者に「噛みますね」といわれ、
普段噛んだりしない鳥だったので、相当怖かったんだと思いました。
(頭にかごみたいなものをかぶらされて何枚も無理な姿勢をとらされた
レントゲン写真を見せられました)
診察前は隣に犬猫がいても「別に」って感じでいつもどおりだったのに
診察が終わって帰ってきてからはしばらく元気が無く、相当なストレスだったのだと思います。

止まり木を低いところに少しずつ移動し、太さも少し太くしてつかみやすそうな太さを探しました。
えさと水はすぐに口に届く位置に替え、
えさは一番高いものにして栄養補助剤も入れることにしました。
大好きだったブランコは残念だけど落下する恐れがあるのではずし、
つぼ巣を入れました。(つぼ巣はあまり気に入らなかったらしく結局入らなかったけど)
食欲は出てきて、元気になり、水浴びも再開するようになりました。

けづくろいの時は危なっかしく落ちそうになるときがあったり、
出してやって飛んでいると着地したいところに上手く着地できなかったり
(文鳥は年をとると目が悪くなるケースが多いらしいです)
飛距離も伸びなかったり、えさをなんとなく飲みにくそうにのどをならしていたりと
「あぁ、年をとっているんだな」と思える場面を何度も見ることになりました。
でも、できるだけ元気で快適に過ごさせて、最後まで面倒見ようというのが家族の意見でした。

最近寒くなったので、冬場入れていたあんかを今年はもうちょっと強力なものに
買い換えようか、動かなくなってしまったら最後は見るのがしのびなくなっちゃうのかもね、
と夫と話し合っていたところでした。
最後の日も元気でえさも食べて、水浴びもし、普段どおりだったのに、
急に横たわって息絶えてしまいました。
えさがのどにつまってしまったのか、止まり木から落ちたとき、どこかにぶつかったのか
よくわかりません。

今となっては、その日もっと遊んでやるんだったという思いと、
好物のレタスをやれてよかったという思いとが交差します。

臆病でたとえ窓を開けていても一度も外には逃げたりせず、
その割りにのんきで、窓の外から猫が狙っていても全然気づかず
平然とえさを食べてたりしました。
こうして、キーボードを打っていても、
もう手元にじゃれ付いて、邪魔してこないのがさびしいです。

あのほわほわしたあったかい白い塊に家族全員がどこかで
気持ちをほぐされていました。
嫌なことがあっても、何も知らず無心にえさをほおばって遊ぶ姿に
「おまえはいいよな」とつぶやかれては
「はい?」とばかりにさえずって寄ってきていました。
ペットとしての役割は十二分に果たしてくれたと思います。

 


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (umiumi)
2011-09-28 21:07:08
飼ってる鳥さんはゆめちゃんというお名前だったのですね。
とても残念ですね。それでも9年もみんなにかわいがられて幸せだったのではないでしょうか。
やわらかい温かなもの、小さくてもそこに命が宿っているそれがそばにいるだけでも癒される気がします。しばらくさみしいですね。
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Unknown (いくこ)
2011-09-28 22:43:52
ゆめちゃん、とても残念でしたね、寂しくなりましたね。
いつもHPのトップからお邪魔していますので
改めて「白文鳥」のコーナーを拝見しました。
真っ白で綺麗ですね、そして御家族皆さんの愛情を感じました。
お空の上で、いっぱい飛び回っているかしら?
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Unknown (さわら)
2011-09-29 13:09:00
umiumiさんこんにちは。
コメントどうもありがとうございます。
犬や猫と違って意思の疎通が余り取れないので
それほどには寂しくないだろうと思っていたのに、やっぱり寂しいものでした。
本当に小さくても命って大きいものですね。

いくこさんどうもです。
はい、きっと今頃天国でのんきに飛び回っていると思います。庭に埋めてやったのですが、次男が何もいわれてないのに毎朝えさとレタスを土の上に置いて学校に行くのを見るたびに、つい涙ぐんでしまいます。
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