あかずの間を台風の風雨から守ろうとする初音さん。
下宿のみんなが、板をうちつけてくれます。
伝さんが、初音さんに
「偶然やろうか、もっと強い台風なんぼでもあったのに、あの戸はずれたんは、初めてや。誰かのいたずらみたいや。あかりちゃん、大阪来て最初の盆や。娘の顔、見に来たんかもな、千春ちゃん。」
「もう、わしが頑張らんでも大丈夫や。あかりちゃん、よーけ家族つれてきてくれたやないか。」
下宿人たちで、夏に鍋。尾道と和歌山みやげ鍋です。
大家さんのお好み焼き屋が、どんなだったかという話題に。
あかりさんが
「あのあかずの間は、おばあちゃんの傷みたいなもんって思ってました。人には、さわられとうない辛い思い出がつまっとるけえ、鍵かけとるんじゃって。今日、さっきわかったんです。蓋するために鍵かけとったんと違う、大切に守るためじゃったって。必死でおさえつけとるおばあちゃんを見て思ったんです。きっとあんな風になりふりかまわんと千春さんのこと、守っとったんじゃろうなって。あの部屋には、おばあちゃんがおかあさんじゃった時間が閉じ込められとったんです。」
涙ながらに話します。
「それをあけにきたんやな、おのみっちゃんは。」と冬美さん。
初音さんがやってきて、お向かいの伝さんを呼ぶように言います。
熱演でした、瀧本美織さん。
このドラマは、瀧本さんと富司さん二人の名演に支えられているように思います。
下宿のみんなが、板をうちつけてくれます。
伝さんが、初音さんに
「偶然やろうか、もっと強い台風なんぼでもあったのに、あの戸はずれたんは、初めてや。誰かのいたずらみたいや。あかりちゃん、大阪来て最初の盆や。娘の顔、見に来たんかもな、千春ちゃん。」
「もう、わしが頑張らんでも大丈夫や。あかりちゃん、よーけ家族つれてきてくれたやないか。」
下宿人たちで、夏に鍋。尾道と和歌山みやげ鍋です。
大家さんのお好み焼き屋が、どんなだったかという話題に。
あかりさんが
「あのあかずの間は、おばあちゃんの傷みたいなもんって思ってました。人には、さわられとうない辛い思い出がつまっとるけえ、鍵かけとるんじゃって。今日、さっきわかったんです。蓋するために鍵かけとったんと違う、大切に守るためじゃったって。必死でおさえつけとるおばあちゃんを見て思ったんです。きっとあんな風になりふりかまわんと千春さんのこと、守っとったんじゃろうなって。あの部屋には、おばあちゃんがおかあさんじゃった時間が閉じ込められとったんです。」
涙ながらに話します。
「それをあけにきたんやな、おのみっちゃんは。」と冬美さん。
初音さんがやってきて、お向かいの伝さんを呼ぶように言います。
熱演でした、瀧本美織さん。
このドラマは、瀧本さんと富司さん二人の名演に支えられているように思います。