梅ちゃん先生 第９６回

松岡はアメリカ留学を断ることなく、梅子に別れをつげました。きれいな別れ方だったと思います。朝ドラなので、どろどろは嫌だし、松岡が梅子にふられるのも、かわいそうと思っていましたので、うまいさじ加減だったのではと思います。

坂田が下村医院へやってきます。早野のことを「少なくとも、君が関わるまでより、その人は幸せな気持ちで人生を終わることができる。」と。

｟心に残ることば｠
「俺の周りの人は、みんなそれぞれに帰る場所をもっている。」と坂田。帰る場所って、大切だなと思います。

松岡が梅子に「君とはお別れすることになる。僕達は違う道を歩いた方がいいと思う。」
研究医と臨床医とでは考え方が違うので、どこかでぶるかるだろうから、そのとき自分は梅子に嫌われたくなくて、自分の考えを曲げるかもしれないという理由。わかったようなわからないような理由で、二人は別れることになります。
今週の「ふたつの道」って、何だろうとずっと考えていましたが、研究と臨床の道という意味だったのでしょう。
梅子は自分の部屋で泣き崩れます。

松岡が建造のところへ報告。
「一発殴ってやりたい。」「どうぞお願いします。」建造は軽く松岡の頬をうちます。『カーネーション』で、善作が糸子を本気で殴ったことを思い出しました。同じ頬をうつでも、こんなに表現が違ってくると印象が違うものかと。

梅子は松岡と記念写真を撮ります。
（梅子は松岡敏夫と笑顔で別れました。また前を向いて歩き始めます。）

梅子が松岡と別れたということは、信郎が梅子の結婚相手ということになるのでしょうか。最初から信郎派ではありましたが、こんなにあっさり松岡がいなくなると、寂しさが心にあふれます。ユニークなキャラだったと思いますので。