しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「スズメバチの巣」 パトリシア・コーンウェル 

2011年07月07日 | 読書
「スズメバチの巣」 パトリシア・コーンウェル    講談社文庫

アメリカ、ノースカロライナ州で“アメリカのスズメバチの巣”と言われるシャーロット市。
警察署長は、50代前半女性ジュディ・ハマー。
警察では、市民に警察のことをよく知ってもらう為に、ボランティアの警官を受け入れていた。
父親が警察官だった、新聞記者のアンディ・ブラジルは訓練を終え、パトロールカーに同行する。
同乗者は、42歳の署長補佐のヴァージニア・ウェスト。
ウェストは新聞記者に仕事を邪魔される気がして、アンディを疎ましく思う。
そんな時、シャーロット市では、他州から来たビジネスマンが連続して殺される事件が起こっていた。





連続殺人事件が起こっている。
しかし、これは犯人捜査して、と言う物語ではない。
警察署長ハマーを中心とした、人間ドラマ。
それぞれの人間ドラマも面白いのだが、事件に触れないのが気になる。
自分は、推理やサスペンスの方が好きだから。
一応解決はするが、あっさりと簡単に分かるので物足りない。
事件解決がメインではないから仕方がないのか。
それでも、色々な生活をしている人々の姿は、読み応えがある。
シャーロット市や、その警察、アンディの新聞社で起こる物語。
テレビドラマのような雰囲気だ。

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