しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ニートエンジェルvsリストラデビル」 (株)酔いどれ天使

2015年06月15日 | 観劇
(株)酔いどれ天使 第2期株主総会
「ニートエンジェルvsリストラデビル」
2015.6.10(水)~6.14(日)       中野ウェストエンド

脚本・時田貴司/高倉良文(ネコ脱出)
演出・加藤真紀子     

出演
船戸慎士(Studio Life)
南口奈々絵(劇団ショーマ)
杉浦直
宮本雅行
羽鳥健一
宮原優樹
西村めぐみ
夕華梨緒
春日ひふみ(明治座アートクリエイト)
スギ田ナオ
小磯幸記(フォーリーフトラスト)
木村真誠
谷口ヒロユキ(ネコ脱出)
今泉マサタカ(ネコ脱出)
佐藤佳那(ネコ脱出)
青山治(NYエロヒマドル)
春口ゆめ(かがみ屋)
野々瀬隆志
堀川りょう(アズリードカンパニー)

日替わりゲスト 林修司


<ストーリー>
タイトル通り、やる気がなく働かない天使と、嘗ての活躍が影を潜めたベテラン悪魔。
それぞれの上司が、最後のチャンスで、指令を果たすようにと人間界社会の東京に下ろす。
2人は偶然にも(それとも意図的?)同じ居酒屋でアルバイトをする事に。
ブラックな居酒屋で、やる気のない天使アサエル(アサエ君)は、直ぐにも辞めようとする。
しかし同じアルバイトの女の子、凛子にハートを射止められ、そこで働き続ける事にする。
悪魔のタナトス(タナカさん)は、店に来た借金苦の西神業を助け、その後も力になる。
盲目の女性かすみを死に導く為に近づくが、こちらも情が移った様子。
悪魔のベルゼブブは、タナトスを失敗させようと、画策する。
そして、凛子と西上業が原因不明の病気になる。
悪魔の仕事は、人間に死の恐怖を与えること。
その一環なのか。
人間の負のパワーを吸収して強くなるベルゼブブ。
悪魔と天使の上司も登場するが。
最後にベルゼブブに勝ったのは、西神業の父親の三太(堀川りょう)で、彼はサタンだった。



<感想>
株主総会の形式を取っているので、始めの案内から、株主総会の雰囲気、って行った事ないけど。
なんだか面白い。

シリアスなドラマの様相から、看護婦さんがオカルト好き(?)と言う事で、いきなりのテンションアップで、激しく動き回る。
堀川りょうさんは、ドラゴンボールのネタがあったり。
いくつかの劇団の人が集まっているので、その特徴なのか。
それぞれの人の持っているキャラクターに、少々付いていけない自分がいたが。
堀川さんは知っているが、ドラゴンボールは名前しか知らないので、乗れない。
自分にとってはラインハルトだ。

天使と悪魔の対決と言うよりも、ベルゼブブとタナトスの対決という感じもある。
天使のアサエルは何かしていたかな。

みんな動きが、激しく大げさなのが笑える。
そんな中タナトスがひたすらダンディでクールなのが目立っていた。
そしてもう一人ベルゼブブもシリアスに徹していて、なかなか良かった。
黒羽の衣装でもあり、人間世界に居る時はカラスなのかな。
動きが鳥っぽかった。

もう、悪魔も天使も、人間の世界では影響がないのかも知れない。
ベルゼブブが吸収したように、悪魔みたいな所業を人間はしているから。
そんな中で、身を捨ててまで他人に尽くす人もいる。
人間って、不思議な生き物だ。


船戸さんの客演は始めてだが、ボートに3人と犬1匹の雰囲気に似ていた。
普段の船戸さんのイメージとして、あるものだった。
青山さんは、テレビで見た『トーマの心臓』のユーリのおばあ様。
勿論、全然違う役なのだが、なんとなく懐かしく感じてしまった。

日替わりゲストが牧島さんがあり、その日が観たかったのだが予定が合わなかったで、リオンで知っている林修司さんの日に。
トークショーで、その時の話しも出た。
楽屋が船戸さんの隣で、出番が後半のリオンは、ずっと船戸さんとおしゃべりをしていたと。
林さんは店長さんの役で、店員で船戸さんが出る。
しかしこれは、林さんがゲストだからと言う事で、船戸さんの出番が多くなったと言う事、ラッキー。
当日、いきなり合わせての出演ということだが、面白く纏まっていて、流石だ。
後ろから付いて合わせている船戸さんとも息が合っていた。
林さんは明日が舞台の初日ということで、それを聞いた船戸さんもそんな忙し時にと、恐縮していた。
リオンの面影は一切ないテンションの高い店長さん。
面白かった。

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