しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「黒く塗れ!」 マーク・ティムリン

2008年04月23日 | 読書
元ロンドン警視庁の刑事、ニック・シャーマンは私立探偵をしている。
ある日別れた妻のローラから、14歳の娘ジュディスが家出をして行方知れずになっていると電話が掛かって来る。
ジュディスは親友のポーラ・マクギャンと一緒にしばらく出掛けると、置手紙をしていた。
ニックはジュディスを探すためにスコットランドのアバディーンに向う。
第1部 エデンの東の門
第2部 ピル
第3部 ダーク・イズ・ザ・ナイト
次への事件に関連していく3部から成るニック・シャーマンの物語。


警察をクビになったという、警察官の枠にとらわれないニック・シャーマン。
とてもハードボイルドな主人公。
考える前に行動を起こしている性格は、警察には向かないだろう。
しかし、その警察の時のコネが結構役に立つので、この設定は使いやすい。警察も清廉潔白ではないし。
読んでいても、映像の方が似合いそうな物語の展開。
大係りでざくざくと進んでいく感じだった。

紹介に「ブリティッシュ・ノワール」とあったが、ノワールより、アクションが強いハードボイルドという感じ。
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