「シャルビューク夫人の肖像」 ジェフリー・フォード ランダムハウス講談社
THE PORTRAIT OF MRS.CHARBUQUE 田中一江・訳
19世紀末のニューヨーク。
肖像画家のピアンボに、両目が白濁した盲目の男ワトキンが声を掛ける。
シャルビューク夫人の使いと称し、法外な報酬を口にして、肖像画の製作を依頼して来る。
ピアンポは画家として、肖像画に対して不満を持っていた。
「この仕事はほかのものとは違う」と言う言葉と、高額な報酬を受け取れば、その後は自分に絵が描けると考え依頼を受ける。
屋敷を訪れたピアンポにシャルビューク夫人肖像画を描く条件を伝える。
夫人は屏風の後ろにいて、姿は見せない。
質問に答えることや、声や話しの内容から頭の中にイメージを作り、それをキャンバスに描くのだと言う。
夫人に語る、子どもの頃の話や不思議な体験が真実か判断の付かないピアンポ。
同じ頃、血の涙を流しては死に至る奇病の流行し始め、ピアンポの周りでも不可思議なことが起こり始める。
幻想的な物語。
何処までが本当で、どこまでが作り話、または幻想なのか。
きっと最後まで、はっきりしないで曖昧なままで終るかと思っていた。
それが、きっちりと結末が付く物語。
それでも、それまでの幻想的な雰囲気を壊すことはなかった。
静かな雰囲気の物語だが、登場人物は結構動き回ってアクション的な部分も多い。
19世紀末のニューヨークが舞台。
実際にあったことが含まれると言うのが、自分には分からない。
雰囲気は、映画などで見るシャーロックホームズがいるイギリスを思い浮かべていた。
切り裂きジャックとか、アヘン窟とか。
あと、スゥイニー・トッドやオペラ座の怪人も。
同じ匂いがする。
想像する映像も綺麗。
雪の結晶をそのまま残すのも素敵だ。
これが実際に出来たら、手元に置きたい。
ルシエルのようにロケットに入れておくのもいい。
それが双子でなくても。
ピアンボの描く絵も、実際に浮かんでくる。
ラストも映画のような綺麗なシーン、よかった。
THE PORTRAIT OF MRS.CHARBUQUE 田中一江・訳
19世紀末のニューヨーク。
肖像画家のピアンボに、両目が白濁した盲目の男ワトキンが声を掛ける。
シャルビューク夫人の使いと称し、法外な報酬を口にして、肖像画の製作を依頼して来る。
ピアンポは画家として、肖像画に対して不満を持っていた。
「この仕事はほかのものとは違う」と言う言葉と、高額な報酬を受け取れば、その後は自分に絵が描けると考え依頼を受ける。
屋敷を訪れたピアンポにシャルビューク夫人肖像画を描く条件を伝える。
夫人は屏風の後ろにいて、姿は見せない。
質問に答えることや、声や話しの内容から頭の中にイメージを作り、それをキャンバスに描くのだと言う。
夫人に語る、子どもの頃の話や不思議な体験が真実か判断の付かないピアンポ。
同じ頃、血の涙を流しては死に至る奇病の流行し始め、ピアンポの周りでも不可思議なことが起こり始める。
幻想的な物語。
何処までが本当で、どこまでが作り話、または幻想なのか。
きっと最後まで、はっきりしないで曖昧なままで終るかと思っていた。
それが、きっちりと結末が付く物語。
それでも、それまでの幻想的な雰囲気を壊すことはなかった。
静かな雰囲気の物語だが、登場人物は結構動き回ってアクション的な部分も多い。
19世紀末のニューヨークが舞台。
実際にあったことが含まれると言うのが、自分には分からない。
雰囲気は、映画などで見るシャーロックホームズがいるイギリスを思い浮かべていた。
切り裂きジャックとか、アヘン窟とか。
あと、スゥイニー・トッドやオペラ座の怪人も。
同じ匂いがする。
想像する映像も綺麗。
雪の結晶をそのまま残すのも素敵だ。
これが実際に出来たら、手元に置きたい。
ルシエルのようにロケットに入れておくのもいい。
それが双子でなくても。
ピアンボの描く絵も、実際に浮かんでくる。
ラストも映画のような綺麗なシーン、よかった。
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