しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「塞がれた声」  アレックス・カーヴァ 

2017年02月05日 | 読書
「塞がれた声」  アレックス・カーヴァ    MIRA文庫   
BLACK FRIDAY     新井ひろみ・訳

ブラック・フライデー
―1年で最も賑わう感謝祭翌日の金曜日、15万もの人々で込み合うアメリカ最大のショッピングモールで、原因不明の爆発が起きた。
粉塵が舞い、悲鳴をあげる人の波が出口へ押し寄せ、地面を揺るがすような大混乱が生じる。
誰もがテロの可能性を思い浮かべるなか、休暇中の捜査官マギーも緊急の呼び出しを受けて飛行機に乗り込んだ。
まさに悪夢と化した現場で、彼女は防犯カメラの粗い映像をすぐさま調べはじめる。
そのときマギーは知る由もなかった。
自分の異母弟がこの事件に深くかかわっていることを。
     <文庫本裏カバーより>

FBI捜査官マギー・オデール シリーズ第7弾。







海外で頻繁に起こるテロ。
その被害も大きく、衝撃も大きい。
自爆テロも多いし、犯人が射殺される事も多い。
テロの後犯行声明が出る事もあるが。
実際には何の為のテロだったのか、真相が分からない事もあるのだろう。
この物語はそんなテロの真相を探ったもの。
実行犯にさせられた学生は、自分たちが持っている物が爆発物だとは知らなかった。
そして、係わっていた人物は自分たちの金儲けの為。
もしかしたら、そんなことが実際に起こっているかもと思わせる。
それほど人間は欲深いのか。



【1993.2.26ニューヨーク、1995.4.19オクラホマシティ、2001.9.11ニューヨーク、2004.3.11マドリッド。
ここで起きたテロの繋がり。
そこには‟第三のテロリスト“もしくは‟ジョン・ドゥ・ナンバー2”がいたと言われていた。
それを基にした物語】
結局、この物語でも、首謀者と見られる男は捕まらなかった。
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