「夜中に犬に起こった奇妙な事件」 マーク・ハッドン 早川書房 ハリネズミの本箱シリーズ
THE CURIOUS INCIDENT OF THE DOG IN THE NIGHT-TIME
小尾芙佐・訳
これは、クリストファー・ジョン・フランシス・ブーンが書いた本。
クリストファーは15歳、養護学校に通う自閉症の少年。
数学は上級試験を受けるほどの実力を持っている。
また記憶も映像を保存するように、頭に入っている。
クリストファーは近所のミセス・シアーズが飼っている犬のウエリントンが殺されているのを発見する。
そのことを、探偵役になり「殺人ミステリ小説」として書いて行く。
とても面白く、興味深い物語。
自閉症の少年が書いているという設定。
クリストファーの心の中はきちんと秩序だっている。
それは、他の人には分からない法則でもある。
それが崩れると、周りの人からパニックと言われる行動を取ってしまう。
でも、周りの人が理解出来ない行動も、クリストファーにはちゃんとした理由と必然性がある。
その心の中を分かってあげられたら、いいのだ。
しかし、始めて接する人には結構難しい。
そうする為には、相手を分かろうする努力が必要。
でも、それはすべての人に言えることかも知れない。
赤ちゃんが泣くのにも、全てに意味があるが、それが分からない人もいる。
相手が喋らない分、理解する為にはそれなりの知識や準備、努力がいる。
結局、それと同じなのかも知れない。
みんなが相手を分かろうとしたら、みんなが住みやすい社会になるのだろう。
現代は、自分の尺度で計り過ぎ。そしてそれが正しい、と言う人が多い気がする。
ニュータイプは、言葉がなくても分かり合うと言うけど。
タイトルの犬の事件は、取り掛かり。
思わぬ事実が分かって行く。
クリストファーの気持ちも、考え方もわかる。
でも、お父さんが可哀想に思えた。
クリストファーは相手の感情が理解出来ないから、感情が絡んだ事は駄目なんだ。
THE CURIOUS INCIDENT OF THE DOG IN THE NIGHT-TIME
小尾芙佐・訳
これは、クリストファー・ジョン・フランシス・ブーンが書いた本。
クリストファーは15歳、養護学校に通う自閉症の少年。
数学は上級試験を受けるほどの実力を持っている。
また記憶も映像を保存するように、頭に入っている。
クリストファーは近所のミセス・シアーズが飼っている犬のウエリントンが殺されているのを発見する。
そのことを、探偵役になり「殺人ミステリ小説」として書いて行く。
とても面白く、興味深い物語。
自閉症の少年が書いているという設定。
クリストファーの心の中はきちんと秩序だっている。
それは、他の人には分からない法則でもある。
それが崩れると、周りの人からパニックと言われる行動を取ってしまう。
でも、周りの人が理解出来ない行動も、クリストファーにはちゃんとした理由と必然性がある。
その心の中を分かってあげられたら、いいのだ。
しかし、始めて接する人には結構難しい。
そうする為には、相手を分かろうする努力が必要。
でも、それはすべての人に言えることかも知れない。
赤ちゃんが泣くのにも、全てに意味があるが、それが分からない人もいる。
相手が喋らない分、理解する為にはそれなりの知識や準備、努力がいる。
結局、それと同じなのかも知れない。
みんなが相手を分かろうとしたら、みんなが住みやすい社会になるのだろう。
現代は、自分の尺度で計り過ぎ。そしてそれが正しい、と言う人が多い気がする。
ニュータイプは、言葉がなくても分かり合うと言うけど。
タイトルの犬の事件は、取り掛かり。
思わぬ事実が分かって行く。
クリストファーの気持ちも、考え方もわかる。
でも、お父さんが可哀想に思えた。
クリストファーは相手の感情が理解出来ないから、感情が絡んだ事は駄目なんだ。
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