「アンダルシア 外交官 黒田康作」 真保裕一 講談社NOVELS
スペインのバルセロナの領事館に、マドリードに住む在留邦人からSOSの連絡が入いる。
アンドラに買い物に行き、パスポートと財布を落とし帰れなくなって困っていると言う。
アンドラは、スペインとフランスに挟まれた小国で日本大使館はなく、管轄はパリ。
その事を伝えようとする職員を、たまたま任務で訪れていた黒田康作が止める。
パリよりバルセロナの方が、断然に近い。
電話を掛けて来た女性、本城美咲と話し、向かえに行く。
そして、バルセロナのホテルに送り届けるが、そこで違和感を覚える。
黒田は本城美咲が、何か隠していると感じる。
外交官としての行動で、事件を解決していく今回の物語。
前作の刑事っぽい動きよりも、外交官・黒田として人物が生きている気がする。
お役所仕事よりも、人助けを親身になって考える黒田。
しかし、人ひとりを国境を越えさせるというのは、それだけでも慎重になることなのだ。
犯罪の匂いがないか、人助けと同時に頭を働かせるのは、なかなか大変な気がする。
だから、面倒に巻き込まれないようにと考えてしまう役人も多いのか。
それが責任問題になることもあるから。
殺伐とした人間関係が、寂しく感じる。
スペインのバルセロナの領事館に、マドリードに住む在留邦人からSOSの連絡が入いる。
アンドラに買い物に行き、パスポートと財布を落とし帰れなくなって困っていると言う。
アンドラは、スペインとフランスに挟まれた小国で日本大使館はなく、管轄はパリ。
その事を伝えようとする職員を、たまたま任務で訪れていた黒田康作が止める。
パリよりバルセロナの方が、断然に近い。
電話を掛けて来た女性、本城美咲と話し、向かえに行く。
そして、バルセロナのホテルに送り届けるが、そこで違和感を覚える。
黒田は本城美咲が、何か隠していると感じる。
外交官としての行動で、事件を解決していく今回の物語。
前作の刑事っぽい動きよりも、外交官・黒田として人物が生きている気がする。
お役所仕事よりも、人助けを親身になって考える黒田。
しかし、人ひとりを国境を越えさせるというのは、それだけでも慎重になることなのだ。
犯罪の匂いがないか、人助けと同時に頭を働かせるのは、なかなか大変な気がする。
だから、面倒に巻き込まれないようにと考えてしまう役人も多いのか。
それが責任問題になることもあるから。
殺伐とした人間関係が、寂しく感じる。
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