「儀式」 パトリシア・コーンウェル 講談社文庫 上・下巻
DUST 池田真紀子・訳
マサチューセッツ工科大で女子大学院生の変死体が発見された。
遺体を検めたスカーペッタは奇妙な事実に気づく。
全身に粉末状の蛍光物質が蒔かれていたのだ。
夫のベントンはワシントンDC連続殺人事件と同一犯ではないかとにらみ、問題の粉末は犯人が施した「儀式」の痕と推理する。
真相は何か!?
<文庫本上巻裏カバーより>
殺された大学院生ゲイルは、投資運用会社ダブルSと係争中だった。
さらに彼女とケイの姪ルーシーはITのエキスパート同士の知人で、ルーシーは図らずも事件に関わってしまう。
一方、夫のベントンは捜査方針をめぐりFBI内で孤立。
ケイの周辺に暗雲が漂う。
その最中、ダブルS社が何者かに襲撃された!
<文庫本下巻裏カバーより>
検屍官ケイ・スカーペッタ シリーズ第21弾。
始めはとてもスローテンポ。
その時の会話や動きをすべて書き上げているような感じで事件にあまり関係のない話題もある。
結末に向けては加速して、色々な事があっと言う間に解決する。
タイトルの「儀式」に関する事も、あまりにも簡単に説明だけで終わった。
今回も、事件そのものより、人間関係のグダグダが多い。
しかし、ベントンがこれほど推理力を披露するのは始めてかも知れない。
そういう面白さもあるのだが。
サスペンスや推理というよりも、複雑なメロドラマを見ているような気持ちになるのが残念。
そういう方向性になったのか。
読んで来ているシリーズだから、手にするがこの先も同じなのだろうか。
DUST 池田真紀子・訳
マサチューセッツ工科大で女子大学院生の変死体が発見された。
遺体を検めたスカーペッタは奇妙な事実に気づく。
全身に粉末状の蛍光物質が蒔かれていたのだ。
夫のベントンはワシントンDC連続殺人事件と同一犯ではないかとにらみ、問題の粉末は犯人が施した「儀式」の痕と推理する。
真相は何か!?
<文庫本上巻裏カバーより>
殺された大学院生ゲイルは、投資運用会社ダブルSと係争中だった。
さらに彼女とケイの姪ルーシーはITのエキスパート同士の知人で、ルーシーは図らずも事件に関わってしまう。
一方、夫のベントンは捜査方針をめぐりFBI内で孤立。
ケイの周辺に暗雲が漂う。
その最中、ダブルS社が何者かに襲撃された!
<文庫本下巻裏カバーより>
検屍官ケイ・スカーペッタ シリーズ第21弾。
始めはとてもスローテンポ。
その時の会話や動きをすべて書き上げているような感じで事件にあまり関係のない話題もある。
結末に向けては加速して、色々な事があっと言う間に解決する。
タイトルの「儀式」に関する事も、あまりにも簡単に説明だけで終わった。
今回も、事件そのものより、人間関係のグダグダが多い。
しかし、ベントンがこれほど推理力を披露するのは始めてかも知れない。
そういう面白さもあるのだが。
サスペンスや推理というよりも、複雑なメロドラマを見ているような気持ちになるのが残念。
そういう方向性になったのか。
読んで来ているシリーズだから、手にするがこの先も同じなのだろうか。
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