しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「とうに夜半を過ぎて」 レイ・ブラッドベリ  

2005年11月18日 | 読書
21篇の収録の短編集。
火星が舞台のSFや、未来の話、日常の生活の中で起こるちょっとドラマチックな事など。
秋を思わせる話が多い。季節の秋もあるが、人生の秋だったり、時代の秋だったり。
秋は明るく、柔らかい秋の日差しを感じて、ホッとしながらも、何か寂しさや懐かしさを感じる。
しかし、ブラッドベリの秋は自分の知らないうちに、後ろから何か得体の知れない怖さが忍び寄っていたりする。気をつけないと、足元をすくわれる。
そんなブラッドベリの作品たち。
人間の怖さ、精神の弱さも感じられるものが多い。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2006W杯ドイツ大会、出場3... | トップ | 「歌う船」 アン・マキャフ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事