しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「死の開幕」 ジェフリー・ディーヴァー

2008年07月12日 | 読書
「死の開幕」 ジェフリー・ディーヴァー   講談社文庫
 DEATH OF A BLUE MOVIE STAR    越前敏弥・訳

マンハッタン、タイムズスクエア。
ドキュメンタリー制作会社に勤めるルーン。
今は雑用係りのような事をさせられているが、ドキュメンタリーを撮りたいと思っていた。
ある時、通りがかった映画館が爆発される。
その爆破現場には「<イエスの剣>からの警告」という犯行声明文が残されていた。
現場に駆けつけたルーンは、爆発物処理班の刑事サム・ヒーリーと顔見知りになる。
そして、上映されていた映画のポルノ女優シェリー・ロウのドキュメンタリーを撮ろうと思いつく。
しかし、今度はシェリーの所属プロダクションが爆破される。


「汚れた街のシンデレラ」のルーンの物語、第2弾。
前回はお金がすべてに感じられたルーンは、今回は映画を撮ることがすべてになっている感じ。
事件にも巻き込まれ命を落としそうにもなるが、それでも映画が1番という感じがする。
しかし、そう簡単に撮れるのだろうか、という気もするが。
軽い雰囲気の物語だが、それはルーンの性格からそう感じられるのだろう。
事件そのものや、内容は決して軽くなく、悲しい物語でもある。
でも、
でもラストのドンデン返しが、ハッピーとまでは行かないがホッをさせられる部分があってよかった。
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