しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「神の手」 パトリシア・コーンウェル 

2017年01月18日 | 読書
「神の手」  パトリシア・コーンウェル    講談社文庫    上・下巻
 PREDATOR       相原真理子・訳

人はなぜ殺すのか。
その答えを探すため、元FBI心理分析官ベントンは、収監中の殺人犯と対峙していた。
面談のなかで未解決事件の手がかりを得た彼に、惨殺死体発見の知らせが届く。
遺体にべたべたと残された赤い手形は何を意味するのか?
ベントンは助言を得るべく、恋人の検屍官スカーペッタに連絡をとる。

     <文庫本上巻裏カバーより>
被害女性の体内で発見された薬莢(やっきょう)から、凶器は2年前に警察が別の事件で押収した銃であることが分かる。
新たな殺人が起こり、捜査が進展しない一方で、スカーペッタとベントンの信頼関係に重大な危機が。
固い絆を引き裂く“許されざる裏切り”とは何か!
驚愕必至、予測不能の最終章ですべてが明かされる!
     <文庫本下巻裏カバーより>

検屍官ケイ・スカーペッタ シリーズ第14弾。








過去の事件、現在の事件、そして殺人犯ベイジル・ジェンレットと、ホッグと言う謎の人物。
ルーシーの事もあり、早いテンポの場面転換で物語は進んで行く。
何処でどう繋がるのか、楽しみな展開。
後半になり、ベイジルとホッグの関係も明らかになるのだが。
これは有りだろうか。
これなら、どんなことも可能になってしまうのでは、と不満も。
そして、赤い手形に対する謎も。
謎だったのか、中途半端な扱いで終わってしまった。
スカーペッタとベントンの信頼関係の危機と言うのも、そこまでの事だろうかと。
スカーペッタの気持ちが、自分勝手過ぎる気がする。
自分の感情を1番優先に考えるからこうなるのだろう。
1番に、ルーシーの気持ちを尊重すればいいのに。
後半はそんな直接事件に関係ない事の方にページを盗られた。

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