「代官山コールドケース」 佐々木譲 文春文庫
1995年5月8日。
代官山にあるアパートで22歳の中牧みちるが殺害されて見つかる。
現場からは3種類のDNAが検出される。
被疑者が2度目の事情聴取の後死亡したことから、被疑者死亡により不起訴となり事件は解決の形となる。
それから17年後、川崎で若い女性が同じように殺された事件から、その時と同じDNAが見つかる。
真犯人は別にいた事になる。
それはその事件を扱った警視庁の失態となる。
神奈川県警より先に、代官山の真犯人を見つける事が警視庁の名誉を守る事になる。
しかし公に捜査する事は出来ない。
特命捜査対策室の水戸部裕刑事に、密命が下る。
昔の事件を掘り起こすコールドケース。
しかし、最初に問題になったのは、警視庁の面子問題。
また冤罪となった時の賠償問題。
そっちの方が重要なのかと少々興ざめ。
事件の発掘は、丁寧に少しずつ進んで行く。
その辺りは面白いが。
真犯人逮捕の為に神奈川県警とも協力出来たら、もっと早く確実に解決出来るのではと思うと複雑。
大事なのは面子なのだ。
そして事件の起こった1995年5月。オウム事件で警察は人手不足に陥っていた。
この時期を狙って事件を起こすと言う話は他にもあった。
事件事態はあまり深みもなく、以外な事がある訳でもなかったが。
水戸部裕刑事が好人物なので、その辺りは読んでいて気持ちがいい。
組んだ、朝香千津子刑事に対する言葉遣いや態度も好感が持てる。
やはり物語でも、その方が良い。
1995年5月8日。
代官山にあるアパートで22歳の中牧みちるが殺害されて見つかる。
現場からは3種類のDNAが検出される。
被疑者が2度目の事情聴取の後死亡したことから、被疑者死亡により不起訴となり事件は解決の形となる。
それから17年後、川崎で若い女性が同じように殺された事件から、その時と同じDNAが見つかる。
真犯人は別にいた事になる。
それはその事件を扱った警視庁の失態となる。
神奈川県警より先に、代官山の真犯人を見つける事が警視庁の名誉を守る事になる。
しかし公に捜査する事は出来ない。
特命捜査対策室の水戸部裕刑事に、密命が下る。
昔の事件を掘り起こすコールドケース。
しかし、最初に問題になったのは、警視庁の面子問題。
また冤罪となった時の賠償問題。
そっちの方が重要なのかと少々興ざめ。
事件の発掘は、丁寧に少しずつ進んで行く。
その辺りは面白いが。
真犯人逮捕の為に神奈川県警とも協力出来たら、もっと早く確実に解決出来るのではと思うと複雑。
大事なのは面子なのだ。
そして事件の起こった1995年5月。オウム事件で警察は人手不足に陥っていた。
この時期を狙って事件を起こすと言う話は他にもあった。
事件事態はあまり深みもなく、以外な事がある訳でもなかったが。
水戸部裕刑事が好人物なので、その辺りは読んでいて気持ちがいい。
組んだ、朝香千津子刑事に対する言葉遣いや態度も好感が持てる。
やはり物語でも、その方が良い。
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