「私の家では何も起こらない」 恩田陸 メディアファクトリー
10作からなる連作短編。
丘の上に建つ2階建ての屋敷。
住む人が変わり、様々な事件の舞台にもなり、そこは幽霊屋敷と呼ばれる。
誰もいないのに、人いっぱい居る感じがする。
今住んでいる女流作家はそんな家を心地よく思っている。
幽霊屋敷が舞台のホラー。
血生臭い事件で、ぞわぞわする物語もあるが、その割にはそれほど怖くはない。
ゆったりとした雰囲気があるからか。
幽霊より生きている人間の方が怖い、と言う話もこの物語の中にある。
しかし幽霊も、ある人間には悪さを仕掛けているような。
自分たちの所に引き込もうをする人間にはそうするのだろうか。
そんな幽霊が、最後の方では急に良い幽霊になる。
幽霊と言うより、家の守り神のような存在になっている。
その辺りは気まぐれなのか、分からない。
幽霊とは何か、そんなテーマの話もある。
実体のない物に呼び名を付けるのは人間。
都合のいいような解釈も出来る。
10作からなる連作短編。
丘の上に建つ2階建ての屋敷。
住む人が変わり、様々な事件の舞台にもなり、そこは幽霊屋敷と呼ばれる。
誰もいないのに、人いっぱい居る感じがする。
今住んでいる女流作家はそんな家を心地よく思っている。
幽霊屋敷が舞台のホラー。
血生臭い事件で、ぞわぞわする物語もあるが、その割にはそれほど怖くはない。
ゆったりとした雰囲気があるからか。
幽霊より生きている人間の方が怖い、と言う話もこの物語の中にある。
しかし幽霊も、ある人間には悪さを仕掛けているような。
自分たちの所に引き込もうをする人間にはそうするのだろうか。
そんな幽霊が、最後の方では急に良い幽霊になる。
幽霊と言うより、家の守り神のような存在になっている。
その辺りは気まぐれなのか、分からない。
幽霊とは何か、そんなテーマの話もある。
実体のない物に呼び名を付けるのは人間。
都合のいいような解釈も出来る。
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