「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」 東野圭吾 光文社
コロナの感染がある程度治まりつつある時。
東京に暮らす30歳の神尾真世は結婚を間近に控えていた。
真世は地元である中学の同窓会の出席を迷っていた。
小さな町で、中学の担任は真世の父親の栄一だったので、何となく気が重かった。
そんな時、警察より栄一が殺されたと連絡が入る。
1人暮らしだった栄一は、家の庭で死んでいるが発見される。
第一発見者は、真世の同級生だった酒屋の原口。
警察は最近、栄一と接触した人達に捜査の目を向けるが、同窓会を控え連絡を取っていた真世の同級生が多かった。
その中には、『幻脳ラビリンス(幻ラビ)』と言う漫画がヒットした漫画家の釘宮克樹もいた。
町起こしとして、『幻ラビ・ハウス』を建てる計画はコロナで中止となっていた。
真世が実家を訪れた時、栄一の弟の武史がやって来る。
アメリカでマジシャンをしていた事をある武史は、自分で犯人を見つけると行動を開始する。
ブラック・ショーマン=黒い魔術師=サムライ・ゼンこと神尾武史が新たな主人公。
今回は兄、栄一殺しの犯人を見つけるが、本人の謎が沢山残ったまま。
アメリカで活躍していたのに、何故戻って来たのか。
兄の家にある自分の部屋に監視カメラを取り付けてまで隠している物は何か。
芸名のサムライ・ゼンを言われることを嫌う訳は。
シリーズになって、それが分かって行くのだろう。
今回の事件は割と早いうちに犯人が分かってしまう。
伏線の張り過ぎと言うか、ピンと来てしまった。
しかし、それが人を殺すほどの事だったのか、とも思う。
正直に対処すれば、切り抜けられる問題。
全てが自分だと認められないと嫌なほど、プライドが高過ぎるのか。
他の登場人物も、人生色々あり苦労している。
殺人だし、コロナの事もあって、全体に暗いのは仕方ないことだけれど。
神尾武史もいまひとつ魅力に欠ける。
しかし、情報操作や盗聴も利用して、警察には出来ない事を駆逐して犯人を見つける。
そんな頭の良さは分かった。
でも警察だって、正攻法で犯人に辿りつくのではないだろうか。
そして、本当にマジシャンはあんなに何でも出来るのだろうかと少々疑問も。
次作はどんな事件が起こるのか。
きっとこう言うシリーズは、武史本人の事が書かれるのは少し先だろう。
コロナの感染がある程度治まりつつある時。
東京に暮らす30歳の神尾真世は結婚を間近に控えていた。
真世は地元である中学の同窓会の出席を迷っていた。
小さな町で、中学の担任は真世の父親の栄一だったので、何となく気が重かった。
そんな時、警察より栄一が殺されたと連絡が入る。
1人暮らしだった栄一は、家の庭で死んでいるが発見される。
第一発見者は、真世の同級生だった酒屋の原口。
警察は最近、栄一と接触した人達に捜査の目を向けるが、同窓会を控え連絡を取っていた真世の同級生が多かった。
その中には、『幻脳ラビリンス(幻ラビ)』と言う漫画がヒットした漫画家の釘宮克樹もいた。
町起こしとして、『幻ラビ・ハウス』を建てる計画はコロナで中止となっていた。
真世が実家を訪れた時、栄一の弟の武史がやって来る。
アメリカでマジシャンをしていた事をある武史は、自分で犯人を見つけると行動を開始する。
ブラック・ショーマン=黒い魔術師=サムライ・ゼンこと神尾武史が新たな主人公。
今回は兄、栄一殺しの犯人を見つけるが、本人の謎が沢山残ったまま。
アメリカで活躍していたのに、何故戻って来たのか。
兄の家にある自分の部屋に監視カメラを取り付けてまで隠している物は何か。
芸名のサムライ・ゼンを言われることを嫌う訳は。
シリーズになって、それが分かって行くのだろう。
今回の事件は割と早いうちに犯人が分かってしまう。
伏線の張り過ぎと言うか、ピンと来てしまった。
しかし、それが人を殺すほどの事だったのか、とも思う。
正直に対処すれば、切り抜けられる問題。
全てが自分だと認められないと嫌なほど、プライドが高過ぎるのか。
他の登場人物も、人生色々あり苦労している。
殺人だし、コロナの事もあって、全体に暗いのは仕方ないことだけれど。
神尾武史もいまひとつ魅力に欠ける。
しかし、情報操作や盗聴も利用して、警察には出来ない事を駆逐して犯人を見つける。
そんな頭の良さは分かった。
でも警察だって、正攻法で犯人に辿りつくのではないだろうか。
そして、本当にマジシャンはあんなに何でも出来るのだろうかと少々疑問も。
次作はどんな事件が起こるのか。
きっとこう言うシリーズは、武史本人の事が書かれるのは少し先だろう。
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