今回はシチリア島南部のラグーザ(Ragusa)という街の話です。ラグーザはバロック建築の街並ということで世界遺産に指定されている観光地ですが、鉄道マニアだと気になるのはループ線があることで、ラグーザに足を運んだのは要するにそれが目当てでした。その件はサイトのこちらでご覧頂き、こちらのブログでは街を見物所したときの話としますので両方併せてご覧いただければ幸いです。
まずラグーザ駅から話を進めていきます。ラグーザの観光ポイントになる旧市街はスペリオーレ地区の丘(Ragusa Superiore・superioreは上という意味)、イブラ地区の丘(Ibra)の2つに分かれていて、駅がある丘はさらに別です。
駅がある丘はスペリオーレ地区から谷を渡った対岸にあるので駅に着いたらまずスペリオーレ地区に渡る橋、Ponte Nuevo(新橋)を渡ることになります。
「新橋」が架かる谷の下流にあたる東側を向くと隣にカプチーニ橋(Cappuccini)が見えるのでそちらも見に行ってみます。
カプチーニ橋の柵にはカップルがつけていったとみられる南京錠がたくさんあります。そういえばこういう習慣っていったいどこの国から始まったのでしょうか?
のっけから話が逸れましたが戻してカプチーニ橋を渡りスペリオーレ地区の中心カテドラルに着きました。ここに観光案内所があるので地図をもらい順路を教えてもらいます。なんでもイブラ地区までは眺めがいいので見物しながら歩いて行き、帰りは登り坂が大変だからバスで帰って来るのがオススメとのことです。実のところ特にこれが見たいという目当てもないので教えられたとおり歩いてみることにします。
順路通りスペリオーレ地区の街を下って行くとすぐイブラ地区との間の谷に出ます。眺めは非常にいいのですが、これを下りたら帰り道は確かに大変そうです。なるほど帰りはバスという「教え」になるわけですね。
この眺めを狙って三脚を立て大きいカメラで撮影に励む日本人がいたので一瞬撮り鉄な人かと思いびっくりしました。考えてみれば「撮り風景(?)」のために三脚立ててたって何もおかしくないのですが、鉄ちゃんの端くれやってて三脚見るとつい条件反射で「何か面白いもん(列車)でも来るのかな?」と思ってしまいます。
急な坂と階段を下ってイブラ地区に着きました。入口に位置するPurqatorio教会前にはバス停とタバッキ(売店)、バールと揃っているので一休みし、帰りのバスの切符も買っておきます。
イブラ地区はスペリオール地区の下にあるものの別の丘の上ですからやはりよい眺めです。歩いていると観光地でよく走っている汽車風トロッコがやって来ました。
イブラ地区の見所の一つサン・ジョルジョ教会です。ここでスペリオール地区から見物するつもりのループ線を列車が通過する時間が迫ってきたのでもう先には進めません。
教会近くのバス停でスペリオール地区に戻るバスを待ちます。急いでるときに限ってなかなか来ない、というやつで、そこにさっきの汽車風トロッコがやってくると「お前じゃない」と心の中で八つ当たりしたりです。
ほどなくバスが来てホッとしました。小さい車体の割に後輪が多いちょっと変わった車両です。切符は車内で買えませんので乗るつもりならあらかじめどこかの売店で買っておきましょう。
というわけでバスでスペリオール地区に戻り、無事ループ線を通る列車を眺めてからラグーザを後にしました。眺めがいい丘の上なので気持ちがよく、私のようにバロックがなんだかよくわかってないミーハーでも散歩するだけで楽しめるところなのでループ線ついでということもあって大変儲かった気分です。
まずラグーザ駅から話を進めていきます。ラグーザの観光ポイントになる旧市街はスペリオーレ地区の丘(Ragusa Superiore・superioreは上という意味)、イブラ地区の丘(Ibra)の2つに分かれていて、駅がある丘はさらに別です。
駅がある丘はスペリオーレ地区から谷を渡った対岸にあるので駅に着いたらまずスペリオーレ地区に渡る橋、Ponte Nuevo(新橋)を渡ることになります。
「新橋」が架かる谷の下流にあたる東側を向くと隣にカプチーニ橋(Cappuccini)が見えるのでそちらも見に行ってみます。
カプチーニ橋の柵にはカップルがつけていったとみられる南京錠がたくさんあります。そういえばこういう習慣っていったいどこの国から始まったのでしょうか?
のっけから話が逸れましたが戻してカプチーニ橋を渡りスペリオーレ地区の中心カテドラルに着きました。ここに観光案内所があるので地図をもらい順路を教えてもらいます。なんでもイブラ地区までは眺めがいいので見物しながら歩いて行き、帰りは登り坂が大変だからバスで帰って来るのがオススメとのことです。実のところ特にこれが見たいという目当てもないので教えられたとおり歩いてみることにします。
順路通りスペリオーレ地区の街を下って行くとすぐイブラ地区との間の谷に出ます。眺めは非常にいいのですが、これを下りたら帰り道は確かに大変そうです。なるほど帰りはバスという「教え」になるわけですね。
この眺めを狙って三脚を立て大きいカメラで撮影に励む日本人がいたので一瞬撮り鉄な人かと思いびっくりしました。考えてみれば「撮り風景(?)」のために三脚立ててたって何もおかしくないのですが、鉄ちゃんの端くれやってて三脚見るとつい条件反射で「何か面白いもん(列車)でも来るのかな?」と思ってしまいます。
急な坂と階段を下ってイブラ地区に着きました。入口に位置するPurqatorio教会前にはバス停とタバッキ(売店)、バールと揃っているので一休みし、帰りのバスの切符も買っておきます。
イブラ地区はスペリオール地区の下にあるものの別の丘の上ですからやはりよい眺めです。歩いていると観光地でよく走っている汽車風トロッコがやって来ました。
イブラ地区の見所の一つサン・ジョルジョ教会です。ここでスペリオール地区から見物するつもりのループ線を列車が通過する時間が迫ってきたのでもう先には進めません。
教会近くのバス停でスペリオール地区に戻るバスを待ちます。急いでるときに限ってなかなか来ない、というやつで、そこにさっきの汽車風トロッコがやってくると「お前じゃない」と心の中で八つ当たりしたりです。
ほどなくバスが来てホッとしました。小さい車体の割に後輪が多いちょっと変わった車両です。切符は車内で買えませんので乗るつもりならあらかじめどこかの売店で買っておきましょう。
というわけでバスでスペリオール地区に戻り、無事ループ線を通る列車を眺めてからラグーザを後にしました。眺めがいい丘の上なので気持ちがよく、私のようにバロックがなんだかよくわかってないミーハーでも散歩するだけで楽しめるところなのでループ線ついでということもあって大変儲かった気分です。