カナダ一の大都市トロントを代表する空港は中心部の北西にあるピアソン国際空港(Toronto Pearson International Airport)です。この空港と市街地を直接結ぶ鉄道はないので公共交通を利用するならバスということになります。(トロントの中心部ユニオン駅までの鉄道「Union Pearson Express」が建設中)
ピアソン空港を発着するバスのなかで目立つ系統は地下鉄2号線の西端キプリング(Kipling)駅発着の192番で、「エアポート・ロケット(AIRPORT ROCKET)」という愛称がつき車内に荷物スペースが設けられた車両が使われやや特別扱いという感じです。と言っても運賃は一般の地下鉄・路面電車・市内バスと共通の均一体系内なので特に高価ということはありません。またキプリング駅のバス停は地下鉄ホームの直上にあり地下鉄と共通の改札内になっていて乗り換えは上下移動だけという便利さです。
さて件の192番でピアソン空港に到着しました。乗る飛行機はアメリカのシカゴ行きです。
この空港でアメリカ行きの飛行機に乗る時は手順がちょっと変わっているので戸惑いました。カナダは入国審査はあっても出国審査というものがありません。なのでここから国際線に乗る場合は出国審査なしで飛行機に乗ることになるのですが、アメリカ行きに乗る時はひとつ手順が増えます。それはまだカナダの空港なのにアメリカの入国審査官がいて入国審査を受けるということで、これを済ませ既にアメリカに入国した身にならないと飛行機に乗れません。そのためアメリカの空港に着いた時は入国審査を受けずに済みます。
そんなわけでカナダにいながら既にアメリカにいることになり、搭乗までにまだ時間があったので食事をすることにしました。どこにしようかと歩いていたら「レッド・ロケット(Red Rocket)」なる店が目に入ります。
店の看板にはかつてトロントの路面電車で使われていたPCCカーが描かれていました。店内はポールや架線などを模した装飾が並び寄らずにはいられない感じです。
ちなみに現物のトロントのPCCカーはこんな車両(トロント郊外の電車博物館の動態保存車)で、アメリカのケノーシャでは同型車が営業運転されています。
席についてメニューを見るとオンタリオ湖産鱒の燻製入りハッシュというのがあったのでビールと一緒に頼んでみます。出てきたのはカムジャジョン(韓国料理)みたいな感じのもの、では余計わかりにくいかもしれませんが潰したジャガイモと鱒を混ぜてお好み焼状に焼いたものです。ビールによく合い、これはマッコルリも合うかな…などと考えながら電車ムードの店内でつまむのは楽しいひとときでした。
韓国を連想したのは前日コリアタウンに行ったからかもしれません。トロントには韓国系住民が多くコリアタウン付近のみならず韓国語で話す人やハングルをよく見かけました。
独立系(?)のイーマートなんてのもあったくらいです。
ついでながら中国系住民は韓国系住民より多くチャイナタウンもあります。チャイナタウンで土豆猪骨湯すなわちカムジャタンの店が看板を出しているとなるとカナダの中国の韓国でしょうか。
そんなわけでトロントは東京から遠いところながら「(東京の)ご近所さん」が多く馴染みやすい街という印象です。
ピアソン空港を発着するバスのなかで目立つ系統は地下鉄2号線の西端キプリング(Kipling)駅発着の192番で、「エアポート・ロケット(AIRPORT ROCKET)」という愛称がつき車内に荷物スペースが設けられた車両が使われやや特別扱いという感じです。と言っても運賃は一般の地下鉄・路面電車・市内バスと共通の均一体系内なので特に高価ということはありません。またキプリング駅のバス停は地下鉄ホームの直上にあり地下鉄と共通の改札内になっていて乗り換えは上下移動だけという便利さです。
さて件の192番でピアソン空港に到着しました。乗る飛行機はアメリカのシカゴ行きです。
この空港でアメリカ行きの飛行機に乗る時は手順がちょっと変わっているので戸惑いました。カナダは入国審査はあっても出国審査というものがありません。なのでここから国際線に乗る場合は出国審査なしで飛行機に乗ることになるのですが、アメリカ行きに乗る時はひとつ手順が増えます。それはまだカナダの空港なのにアメリカの入国審査官がいて入国審査を受けるということで、これを済ませ既にアメリカに入国した身にならないと飛行機に乗れません。そのためアメリカの空港に着いた時は入国審査を受けずに済みます。
そんなわけでカナダにいながら既にアメリカにいることになり、搭乗までにまだ時間があったので食事をすることにしました。どこにしようかと歩いていたら「レッド・ロケット(Red Rocket)」なる店が目に入ります。
店の看板にはかつてトロントの路面電車で使われていたPCCカーが描かれていました。店内はポールや架線などを模した装飾が並び寄らずにはいられない感じです。
ちなみに現物のトロントのPCCカーはこんな車両(トロント郊外の電車博物館の動態保存車)で、アメリカのケノーシャでは同型車が営業運転されています。
席についてメニューを見るとオンタリオ湖産鱒の燻製入りハッシュというのがあったのでビールと一緒に頼んでみます。出てきたのはカムジャジョン(韓国料理)みたいな感じのもの、では余計わかりにくいかもしれませんが潰したジャガイモと鱒を混ぜてお好み焼状に焼いたものです。ビールによく合い、これはマッコルリも合うかな…などと考えながら電車ムードの店内でつまむのは楽しいひとときでした。
韓国を連想したのは前日コリアタウンに行ったからかもしれません。トロントには韓国系住民が多くコリアタウン付近のみならず韓国語で話す人やハングルをよく見かけました。
独立系(?)のイーマートなんてのもあったくらいです。
ついでながら中国系住民は韓国系住民より多くチャイナタウンもあります。チャイナタウンで土豆猪骨湯すなわちカムジャタンの店が看板を出しているとなるとカナダの中国の韓国でしょうか。
そんなわけでトロントは東京から遠いところながら「(東京の)ご近所さん」が多く馴染みやすい街という印象です。