乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

武昌浦海水浴場で刺身

2014-10-03 | 韓国
 昨日につづき韓国の話です。益山からムグンファ号で北上、というと湖南線経由と長項線経由が考えられますが今回乗ったのは長項線です。かなりの区間が大規模に改良されたもののまだ一応非電化単線区間が多いのでのんびりした空気は感じられました。

 画像は上下とも群山駅です。以前の長項線は群山~長項が繋がっていなかったため渡船で間の錦江を渡ったもの、というとなんだかずいぶんと昔の話のような気がしますが、群山~長項が繋がったのは2008年と一応21世紀もだいぶ経ってからのことではあります。


 熊川(忠清南道保寧市)で降りました。駅名票を見ると板橋・熊川・大川とどれも(日本の)首都圏にある駅名です。そういえば日本側は全部元私鉄の駅で長項線も元私鉄(京南鉄道)と偶然の一致(?)が重なりちょっと面白く感じました。


 跨線橋や地下道はないので構内踏切を渡ります。


 地味な駅前にバス停があり海水浴場のある武昌浦に行く市内バスが出ていてちゃんと時刻表が貼ってありました。


 しばらくするとやって来た武昌浦に乗るととりあえず狭隘区間はない田舎道を走って行きます。


 20分弱で着く武昌浦は海水浴場のみならず干潮時に沖合の島まで道ができる「海割れ」が起こることでも有名な観光地ですが、今回はそれが目的ではありません。目的はご当地名物をうたう「大エビ・コノシロ祝祭」というイベントです。(このイベントや刺身屋の多い場所への最寄バス停名は「武昌浦入口」)


 秋に韓国に行くのだから旬のコノシロ(銭魚・ジョノ)の刺身を食べたい、と思っていたらこの武昌浦が「大エビ・コノシロ祝祭」というイベント期間だと知り足を運んだ、という流れですが、舞台を使い賑やかになるのは週末だけで平日はこのテント内で食事ができることくらいでした。


 テントに入ってメニューを見ると手の込んだ料理はなく焼き大エビ1kg40000ウォンとかコノシロ刺身1㎏35000ウォンというスケールです。今回は1人なので両方はまず無理、ということでコノシロ食べたいけど1人だから少なくできないものか聞いたら「うーん、じゃ20000ウォン分でどう?」と返ってきました。それでもたぶん相当多そうだけどこのテントの主催は「武昌浦祝祭推進委員会」とカタい感じで普通の食堂と違ってあまりイレギュラーなことを頼みにくい感じです。まあせっかく来たんだしドーンと食べようとじゃ20000ウォン分と頼んだらやっぱりドーンというかこんもりと出て来ました。

 脂ののったコノシロにワサビ醤油はもちろんサムジャン(味付け味噌)つけて荏胡麻の葉に巻いても食べられるので目先が変わりとりあえず最後まで美味しく食べられるのですが、骨ごと薄切りの背越しなので噛み疲れました。やはり韓国で刺身を食べるなら2人以上で行くのがお約束だし1人ならこういうイベントではなく普通の刺身屋に行ってフェトッパプ(刺身丼)やムルフェ(冷やし刺身)でも頼んだ方がいいのかも、と思ったのも正直なところです。
(こちらに続きます。)

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