車を走らせていると、久しぶりに白バイを見た。
白バイはピカピカ磨かれていて大型で１２００ＣＣぐらいあり
そうで、赤色灯をクルクル回しながら道路脇に止まっていた。
白バイの横には白っぽい乗用車が止まっていて、白バイのおま
わりさんと乗用車の運転手がなにやらしゃべっている。
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「交差点で信号が赤色なのに直進したらダメですよ」
「いいや、交差点に入るときはまだ黄色だったです」
おそらくこんなやりとりを幾度となくやっているのだろう。
運転者が何とかゆるしてもらおうと「ああだこうだ」と食い下
がっても、おまわりさんの意思は変わらない。文句を言われて
引き下がるようでは、おまわりさんは勤まらない。
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白バイに乗るには、きびしい訓練とむずかしい運転技術を得て
白バイの試験に合格しなければ路上に出ることは出来ない。
急カーブでもスピードを落とすことなく違反者を追いかけなけ
ればならないし、対向から違反車両を見つけると即座に１８０
度Ｕターンをして猛追しなければ捕まえることは出来ない。
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私も若い頃はいっとき大型バイクに乗っていたが、白バイのお
まわりさんの運転技術にはとてもかなわないと思っていた。
県民の交通安全のために、先ほどの違反車両をつかまえた白バ
イのおまわりさんに「頑張れ～」とエールを送った。
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