一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1310-友からの声の便り

2013-10-28 | 生け花
 仕事の都合で、遠くへ転居した長いお付き合いの友人 時々、俳句のような簡潔な葉書で 私を楽しませたり、慰めたりしてくれます。ここ数年、彼女の実家の父母の看病と 仕事の両立を頑張っていましたが、珍しく夜間に電話がありました。酷暑の中で、お父さんが亡くなられたとの事 いつも明るい彼女の声がずいぶん トーンダウンしていました。誰にでもいつかは、両親との別れが来るのですが、咄嗟に慰めの言葉は 思い浮かびませんでした。
 遠距離にかかわらず、妹さんとお二人で両親を看病された事 ほんとうにご苦労様でした。お父さんは、空の上でお母さんを 静かに待ちながら、あなた達を見守ってくださっていますよ。ご冥福を祈りつつ、お花をお供えしたいと思います。

  花材 ・オリエンタルリリー ・ワックスフラワー ・エリンジュウム ・千日紅
  花器 ・讃岐一貫張り組箱


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1310-モンセラットの黒マリア

2013-10-24 | 生け花
 スペイン・パルセロナから60kmのモンセラットに旅した時のこと。スペイン全土から、巡礼者が訪れるこのキリスト教の聖地は モンセラットと言う(のこぎり山)を意味する奇岩に囲まれて建つ、修道院です。大聖堂の中の黒マリア像は参拝の人が後を絶たない名所です。狭い階段を登っていくと黒光りした 聖母子象が慈悲深く私たちを見下ろしています。先に、参拝していた老夫妻が 横によけて「どうぞ、お先に」と言うゼスチャー、 言われるがままに、先に参拝を終えると またマリア像の足元で長いお祈りを捧げていました。
 人が入ってくると、また退き 人が去るとまたお祈りをする・・長い時間そこで何を祈っていたのでしょうか。老夫人の顔は、悲しみの表情に溢れていて、横で夫らしき人が 優しく労わっている様子が伝わってきました。思わず、こちらも涙があふれそうでしたが この様に心から 信仰に救いを求められる人は 幸せだと思いました。堂の外の澄み切った青空に、そびえるモンセラットを見上げても暫くは このお二人の残像が心に沈んでいました。私はカトリック教徒ではありませんがスーベニール・ショツプで黒マリア像のメダイを求めてしまいました。

 花材 ・オリエンタルリリー ・エリンジュウム ・アリアム ・かすみ草 ・ワックスフラワー ・ブルーファンタジー ・ブバリア
 花器 ・白色陶花器






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1310-過ぎ行く季(とき)

2013-10-20 | 生け花
 錦の名に相応しい、秋の紅葉。外国のそれとは違って、緑からオレンジ、紅色と変って行く様は いつ見ても美しい。春の桜にしろ、この様な美しい自然の色に 恵まれ育まれた日本の色彩文化が 世界の憧れであることを 誇らしく思います。

 花材 ・蔓うめもどき ・オオニソガラム ・銀色石化やなぎ ・リンドウ ・スターチス
 花器 ・備前焼竹型花器


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1310-秋風にスイング

2013-10-20 | 生け花
 夏の間、しっかりと陽射しを遮ってくれたジャカランダ、 少し黄色味を帯びた葉が 風に散って行きます。感謝をこめて、藤蔓で作ったボールに花をアレンジした物を飾り 行く秋を惜しみましょう。

 花材 ・とうがらし ・菊 ・ピンクション ・蔓うめもどき ・スターチス・リンドウ ・オオニソガラム 
 花器 ・藤蔓ボール3個


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1310-飾り棚にも秋の香り

2013-10-20 | 生け花
 いつもは、お土産の人形や置物が飾られている棚を 今日は少しの間、秋の花で満たして見たくなりました。パソコンやテレビ・オーディオなどあまり情緒的とは言えない部屋が、ひと時 秋の花の香りに包まれました。

 花材 ・ほととぎす ・友禅菊 ・つるうめもどき ・リンドウ ・ピンクッション ・小菊 ・スターチス ・オオニソカラム
 花器 左上から・虫明焼建水 ・唐津焼 ・ロシア製漆器 ・ガラス花器 ・焼き締め花器



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