一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1501- 流言自在・いよ子さんの世界

2015-01-31 | 生け花
 いけばな教室でご縁の出来た、奥田いよ子さんの朗読会に行きました。ノブさんのウクレレの爽やかな響きの後、 いよ子さんによる 芥川龍之介作「蜘蛛の糸」が語られました。
 朗読本来の、共通語ではなく 柔らかい関西弁、三味線の即興のバックミュージック、 彼女の天性のソフトな美声、そして長年訓練された語り口  全てが相まって私が今まで持っいた 朗読の観念を見事に変えてくれました。
 にこやかな笑顔の和服の彼女に見送られて、帰る夜道は朝からの雨も上がり 雲間からお月様ものぞいていました。次回を楽しみにしています。

 花材 ・青もじ ・紅つ”る ・カサブランカ
 花器 ・備前緋襷 かぶら徳利 




コメント

1501- 春に先駆けて

2015-01-29 | 生け花
 1月も終り近くになり、立春も真近になりました。でも、北国からは 大雪の便りが届いています。北風の中、完全武装の防寒姿で 花屋さんに行きました。
 そこは既に、春の花の彩と 香りに包まれています。私も一足早く、春の花を求めて お気に入りのブルーグリーンの津軽ビードロの花瓶に生けました。

 花材 ・マーガレット ・すかし百合 ・ミニカーネーション ・ユーカリ ・かすみ草
 花器 ・津軽ビードロ花瓶


コメント

1501- 初稽古は春彩 ( はるいろ ) の花

2015-01-27 | 生け花
  一月の三週と四週は、岡山と神戸での初稽古でした。寒さも一息ついた感の、今日この頃ですが まだまだ冬将軍が 頑張っています。でも、花屋さんには すっかり春の花が 勢揃いをしていました。
 二つの教室とも、春の気配を感じて その喜びをいっぱい表現した花々で 彩られました。今年も、四季折々の花に 出会えることに感謝しながら 楽しくお花を生けていきましょう。
私も、神戸の教室の庭に咲いた 馥郁とした 香りの蠟梅の小枝を生けてみました。

 花材 ・春を告げる花々


 岡山コープ教室の作品








 神戸 Foo*wa 教室の作品



コメント

1501- 冬の星座

2015-01-25 | 生け花
 この時期、晴れた日の夜空は 星の輝きが一段と増します。星座の名前は、南の空のオリオン座と 北の空の北斗七星、朝夕に輝く金星ぐらいしか知りませんが ぼんやりと見上げていると見飽きないものです。
 一時期、流行った山ガールに変わって 最近は宙(そら)ガールが出現しているそうです。夜空に関心を持つ人が多くなれば、大気汚染も改善されるのではないでしょうか。
未知の宝庫の美しい星空を 見上げながら、現実に戻って 明朝の寒さを予想しています。

 花材 ・稲わら銀色着色 ・マーガレット ・小判草
 花器 ・創作ガラス花器



コメント

1501- 美しき白菜

2015-01-23 | 生け花
 漬物を作る為、白菜に包丁を入れて二つに切った時 いつもその巻きの美しい造形と 色彩に見とれてしまいます。瑞々しい白い茎の部分から 柔らかいグリーンの葉を漬け込む前に ひと花咲かせてあげましょう。
その後、北側に置かれた樽の中で 重い漬物石と塩に耐えて美味しい白菜漬けになって下さい。

 花材 白菜 あけぼの椿
 花器 虫明焼 懸垂


コメント