一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1908- 茜色に染まる

2019-08-29 | 生け花
 雨上がりの夕方、ほんの少しの時間の晴れ間に 夕陽が沈んで行きます。
見渡す限りの 風景の中の白っぽいものは 全てが茜色に染まります。

 ホテルの白い壁、瀟洒なオフィスビルや 病院の建物 眼下に伸びるポートライナーの長いレール その先の空港島の緩いカーヴを描いた橋。
さらに遠くの関西空港の白い建物や発着する航空機まで到底 人の力では染め上げることは出来ない 透明感溢れる茜色。

 全ての動作を止めて、見続けていたい風景です。

 花材 ・花なす ・クルクマ ・リンドウ ・松風草 ・桔梗蘭
 花器 ・アンテイーク 竹籠花入れ

コメント

1908- 8月 想花 講座「 実ものを生ける 」

2019-08-28 | 生け花
 今月のお稽古花は、一足飛びに秋が来たような 花材でした。
膨らみのある壺に 重い実ものの枝を留めるのは 難しい作業でしたが 全員割止めを駆使して 伸びやかな秋の風景を 生ける事が出来ました。
 この投げ入れ花の留め方を 習得すれば表現の幅が広がり 益々生ける事の楽しみを 実感できると思います。
三人三様 一足早く 秋を楽しまれたようです。

 花材 ・花なす ・くるくま ・リンドウ ・松風草 ・桔梗蘭 
 花器 ・備前焼 有田焼など





コメント

1908- 夏の終わり

2019-08-28 | 生け花
 子供たちの夏休みも残り少なくなり、日焼けした子供たちが 広場で遊ぶ姿を見るのも 後数日です。
緑の濃さが目に染みる様だった街路樹も、少し黄色味を増してきて 秋がそこまで の感が深くなってきました。

 暑さ対策だけを考えていた服装も、そろそろ終わり 爽やかに秋のおしゃれを楽しんでいる女性も 見かける様になりました。

 花材 ・黄色すかし百合 ・女郎花 ・カスミソウ
 花器 ・ガラス器

コメント

1908- 高砂百合

2019-08-26 | 生け花
 神戸の野菜マルシェの 産直の野菜売場で この百合が売られていました。
高砂百合と言う、この花の原種は台湾にあり 明治時代に渡来したようです。

 その姿は、野趣があり目に留まったのですが 生けて見るとその奥ゆかしい香りは 何処かの山道で出会ったことのある 草や木の香りを思い出させます。
鉄砲百合に近い種類らしいのですが、あの端正で高貴な姿や香りよりも 心惹かれるものがあります。
 「風雅 」と言う雰囲気を漂わせた百合だと思います。

 花材 ・高砂百合 ・蘭の葉
 花器 ・創作 掛け花器

コメント

1908- 敬老優待乗車証

2019-08-25 | 生け花
 神戸へ転居の理由は「車を運転しない生活」と言うのが、大きなポイントのひとつでした。
転入してから、半月ほど経った頃 神戸市から70歳以上の市民に与えられる「敬老優待乗車証」と言うものが送られてきました。
 公共交通機関を利用する生活となった 私たちにとってこの制度はとても有難いものです。街へ出かけるのは、ポートライナーかバス 全て半額の運賃となります。
バス停や、ポートライナーの駅まで徒歩数分 何処へ行くのもスタスタと自分の足で歩く毎日です。
 夫も私も、足が鍛えられる分 ウォーキング・シューズの消耗は激しくなるのでしょう。

 花材 ・高砂ゆり ・オオケタデ
 花器 ・備前焼 緋襷 芋徳利



コメント