一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

2008- 遠い雷

2020-08-27 | 生け花

 9月が近いと言うのに、暑さはなかなか収まりません。

ひと雨、夕立があればと思うのですが 遠くで響く 雷鳴のみです。

 やっと雀の涙ほどの夕立があり、東南の空に 1/4ほどの虹がかかっています。天からのせめてのプレゼントでしょうか。

このような日が、二日続きました。少し心が和みました。

 

 花材 ・クルクマ ・リンドウ

 花器 ・ブルー器

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2008- 夏雲の峰

2020-08-27 | 生け花

 猛暑が続くこの数週間、外気温と相談しながらの 青空太極拳の開催です。

市民広場は周りをかなり幅ひろい回廊に囲まれていて 山風・海風が涼しい環境です。

 広場の周りを囲む、高層ビルのガラスには真夏の青空や 変化する雲の様子が映り込んでいます。

特にビルの谷間から湧き上がってくる入道雲は 太極拳の休憩時に皆で見上げて そのエネルギーを貰います。

 自然の中に、心身を解き放つ太極拳には この広場の風や光、雲は素晴らしい場所です。

 

 花材 ・モンステラ ・オリエンタルリリー ・ドラセナ ・カーネーション

 花器 ・砥部焼 染付花器

 

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2008- ペペロナータ

2020-08-22 | 生け花

  今が旬らしいオランダから輸入の大量のパプリカが、スーパーの野菜売り場を明るく彩っています。

20年近く前、イタリア旅行の際 デリカテッセンの店のウインドウの中に 艶艶のパプリカの一品が並んでいるのを見て 食欲をそそられましたが きっと香料が強いだろうな・・と諦めました。

 

 その後、新聞の料理欄でこの料理が「ペペロナータ」と言うイタリア料理の 代表的な一種だと知り 作ってみました。

調理法は至って簡単、オーブン・トースターで表面が黒くなるまで素焼きし 熱いうちに皮を剥いてオリーブ・オイルに塩・胡椒とタイムで作った調味液に漬ければ出来上がり。

 焼くことでパプリカの甘みも凝縮され、夏バテに有効そうな一品です。

 

 花材 ・バプリカ ・コンパクタベリー   ・オリーブの葉

 花器 ・フランス製 手編み篭

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2008- 特別な夏

2020-08-20 | 生け花

 体温を越えるほどの暑さが、日本各地を襲いコロナの感染もなかなか終息を見ない日々、夏の祭りや行事のほとんどが 取りやめになったこの夏は かつて経験した事のない時を過ごしています。

恒例の五山の送り火も初めて中止になった様です。

 まだ暑い日であっても この送り火のニュースはやがて来る秋の気配を感じさせる行事ですが この夏は季節感も薄れてしまうような寂しい夏です。

せめて我が家ではと、お盆に迎え火・送り火をして亡き人々を偲びました。送り火の揺らぐ炎を見つめながら 送られる人々の数が 送る人の数より遥かに多くなったと思いました。

 

 花材 ・けいとう ・コンパクタベリー ・マトリカリヤ

 花器 ・ガラス花器

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2008- 一枚の絵

2020-08-12 | 生け花

 我が家の玄関の壁を飾っている一枚の絵、謎めいた女性が異国情緒をたたえて描かれています。昨年末に亡くなられた、石阪春生先生の小さな作品です。

秀でた智的な額、小さいけれど しっかりとした鼻 そして特徴的な情感たっぷりの口元。

 先生が描かれる女性の顔の特徴が しっかりと描かれた作品です。

強い意志が感じられる その瞳の先には何が見えているのでしょうか・・作者が人生の中で見つめて 感じられたいろいろなことを事を この女性に託されているのでしょうか。

 眺めるほどに、いろいろな物語を感じる作品です。

 

 花材 ・オリエンタルリリー ・リンドウ ・スターチス ・カスピヤ ・クッカバラ

 花器 ・織部焼 創作花器

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