1505- 春の別れは 藤・つつじ

　近くの公園や街中に、春の女神の最後のプレゼント、 藤やつつじの花が満開です。
間も無く、緑滴る季節へと変わりつつあります。

　花材　・五月梅　・グロリオーサ　・ストロベリーキヤンドル
　花器　・アンテーク竹かご

1504- 百 歳

　　私の太極拳教室に、ひとりの女性が入会して 来られました。年齢８０歳、小柄な体に真っ白な美しい白髪で　おかっぱのヘアースタイル。しっかりした足取りで１０年間通ってこられ ９０歳を機に「周りに気を使わせるので」と言う理由で退会されました。
　それから１０年、私の花展には欠かさず観に来て下さり お元気な様子は変わりありませんでした。
今回の二人展にも、お嫁さんと二人 バスでお見えになり「今年、百歳になりました』との事。肉体的にもお元気なのはもちろん　精神面でも若々しく話の中にユーモアが飛び出します。
　教室を辞めた後の１０年、毎日太極拳をされているそうです。長寿と言うのは、このような方の事でしょう。熱心に花を観て下さり、楽しそうに帰って行かれました。「 我、思うところに従いて　矩を越えず・・・」と言う言葉を思い出しました。

　花材　・カサブランカ　・グロリオーサ　・ガーベラ　・かすみ草
　花器　・クリスタル・ガラス花器

1504- 花展 光・風・詩 (うた) その九

Sさん作品

　花材　・ぼけ　一色生け
　花器　・備前焼　緋襷花瓶


　このコーナーは、私たちが家庭など身近な環境の中で 楽しめそうな花々を 展示しています。
竹細工の柔らかさと、藍染の暖かさ　この季節に美しく咲く数種のバラの花のハーモニー を楽しんで 頂けたらと思います。










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　お天気に恵まれない二人展でしたが、来場者の方々がとても丁寧に観て下さったこと、この花展を通じて
新しい人の輪 (和）が生まれたこと、このような事を糧にこれからも私たちは花へんろを続けて行くことと思います。
ギャラリーの方々、花屋さん　花材を提供して下さった方、そして家族　ご協力ありがとうございました。

1504- 花展 光・風・詩 (うた) その八

　　花展の構成を考える時、花展用の作品の中で 数点の小作品を生ける事によって 食卓で言う箸休めの様な役割をしてくれます。


　会期の終わり頃、花屋さんがプレゼントしてくれた花材で 生け替えをしました。
　花材　・カーネーシヨン　・エビデンドロ　・アジサイ　・パールブルー
　花器　・相馬焼 ニシン鉢
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　花材　・麦　・フリージャー
　花器　・備前焼ゴロリ花瓶
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　花材　・黒ツバキ　
　花器　・壺屋焼 抱瓶
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　花材　・ボケ　・山吹
　花器　・備前緋襷　創作花器

1504- 花展 光・風・詩 (うた) その七

　会期中は、雨の日が多く 春雨特有の細い雨が　降っては止み日差しがあったりと 落ち着かない日々でした。
来場の方には、あいにくの空模様でしたが 桜に降る雨を 心配する事も無い この頃の雨は 新緑には恵みの雨で 時折射す 陽の光に その艶やかさが目に滲みる様です。

　花材　・ふとい ・バラ　・利休草
　花器　・信楽変形花器

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　水辺に咲く花を愛でたのは、昔からの事でしょう。
水面の美しさと、植物の美を水盤の中に展開して　季節の移ろいを楽しんだ先人の知恵が　生け花として残されているのでしょう。

　花材　・黄イチゴ　・カーネーション　・都忘れ　・マトリカリヤ
　花器　・水盤