一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

2403- 春を告げる

2024-03-26 | 生け花

 明け方の春雷に気持ちの良い 春の眠りを破られてしまいました。

街路樹や公園の木々の芽が 時々逆戻りする寒さにもめげず 春の到来を告げています。

 

 花材 ・くろもじ ・椿

 花器 ・津軽ビードロ花瓶

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2403-海の あけぼの

2024-03-23 | 生け花

 近くの大学や高校の卒業式が あちこちで行われ 花束や卒業証書を胸に新しいステージに歩みを進める 若い人の笑顔が見られます。

ベランダから見渡す 海の明け行く様子に大きく深呼吸をしました。

 

 花材 ・オリエンタルリリー ・あんずの花 ・くろもじ 

 花器 ・創作花器 馬川晴美作

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2403- トミーさんのエピソード

2024-03-22 | 生け花

 2005年2度目のニューヨーク旅行の時に、ゴスペルを聞くオプション旅行をパンフレットの片隅に見つけ 早速 申込みして参加しました。

案内人のニューヨーク在住の富田さん(通称 トミーさん) に 最初に会ったのがこの時でした。参加人数が少なかったので、彼の運転する車で ハーレムの街を丁寧に案内して貰いました。

 その街の歴史や トミーさんが東京からハーレムに移り住み 日本のミュージシャンの歴史に深く関わっていること、ドラックやエイズに苦しむ黒人たちの教会のゴスペルを旅行者に聞いて貰うことで この街の多くの人々を救済されている事を知りました。

 魂の叫び、祈りに満ちた教会で聴いた生活の一部のゴスペルにおおいに衝撃を受けました。

 

 その11年後 再びニューヨークのトミーさんのオブションに参加した時、彼の佇まいに より優しさが加わっていた事を思い出します。私たちがリピートした事にも とても喜んで貰えました。

 今年になって私と同じ歳であった彼が、80歳で亡くなったことを知りました。

当時ニューヨークは、コロナの混乱の中にあつたのでしょう。ハーレムの星となって 今も貧困と病に苦しむ人々を見守っていることでしょう。

 ご冥福を祈ります。

 

 花材 ・オリエンテルリリー ・アレカヤシ

 花器 ・ステンドグラス花器

 2005年、ハーレムの現地の人が行く食堂でソールフードを食べました

 

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2403- 花香る寺へ

2024-03-20 | 生け花

 妹の命日も過ぎ お彼岸が近くなりました。

岡山の市街地から少し離れたお寺に出かけました。

 納骨堂へ向かう 静かな道は季節の花が 次々と咲き 椿、さんしゅゆ、早咲きの桜など 良く晴れた空のもとで 心を慰めてくれます。

お堂の周りは 古木の梅が数本 静かに咲きその香しさが訪問者を迎えてくれました。

 

 遺影の中の妹は 相変わらずの  のんびりとした顔で優しく微笑んでいます。

お水と雛あられ、生花はお供え出来ないので香り良い石鹸で造られた 造花をお供えしてきました。またね、

 

 花材 ・あんず ・椿

 花器 ・青磁 壺

 

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2403- ナルシスト

2024-03-12 | 生け花

 白くきめ細やかな肌と 整えられた髪型 、最近の街中にはこの様な様子の 若者が見られます。

私にはギリシャ神話の中のナルシスに思えます。

 世の中の美意識が 変わったのでしょう。

 

 花材 ・水仙 ・ラナンキュラス

 花器 ・アンテイーク  ムラーノガラス器

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