1311-艶やかな贈り物

　とても美しい柿を 頂戴しました。東京世田谷に住む、知人宅の庭に実った物のおすそわけです。晩秋恒例のプレゼントですが、今年の物は 一段と艶やかでグラマラス。絵手紙の大好きな 彼女の題材になったことでしょう。私も、少々ハイカラな花とコラボして見ました。後はデザートに・・・。

　花材　・柿　・モカラ　・ビバーナム　・姫ゆず　・オオニソガラム
　花器　・壷屋焼だちびん

1311-小さな幸せ

　夏の厳しい暑さに、びなん蔓の花が　実をつける事なく 散ってしまったと思っていました。重なり合った蔓の中を、そっと覗いてみると　小さな小さな赤い実や青い実が１０個位、しっかりと実っています。
嬉しい !　小鳥たちのために、半分ほど残して　小さな花瓶に挿して楽しむことにしました。

　花材　・びなん蔓　・椿太神楽
　花器　・火襷備前焼花器

1311-時雨の午後は コンチネンタル・タンゴ

　久しぶりの雨に、近くのホテルも オフィスビルも ベールに包まれたようです。こんな日は、外出を止めにして 家で過ごしましょう。読書にも飽きたらしく、夫がレコードをかけ始めました。　結婚間もない頃、安いお給料の中から一枚ずつ集めた 広く 浅い ジャンルの洋楽レコードの中の一枚。コンチネンタル・タンゴでした。懐かしいなー。

　花材　・秋紫陽花　・クリスマスブッシュ　・オーニソガラム　・スイートピー　・ビバーナム　・モカラ　・かすみ草
　花器　・アンテーク 竹籠

1311-交響曲第一番 HIROSHIMA

　機会があって、佐村河内 守さんの"HIROSHIMA"を聴くことが出来ました。前評判は聞いていましたので、期待して出かけましたが 予想以上の感動でした。現代のベートーベェンと言われる、才能あふれる孤高の作曲家の深い闇と 希望の光。鳴り止まない拍手の中、その音さえ聴こえない心の内を思うと 涙がこみ上げそうでした。この感動に感謝して花を生けました。

　花材　・オリエンタルリリー　・秋アジサイ　・クリスマスブッシュ　・ビバーナム　・モカラ　・インデアナ　・スイートピー　・かすみ草
　花器　・白色磁器花器

1311-赤い実を食べた?

　 秋草も残花となり、寂しくなった庭に 冬鳥達が水場や、餌を求めて訪れてきました。小さな木の実を食べるもの、餌台のリンゴの切れ端をついばむもの 水場で咽を潤すもの 上手に共存して 冬枯れの庭は賑やかです。

　花材　・山帰来　・パラ　・かすみ草　・アイビー
　花器　・小鳥の水場