一花一葉に本格的な、秋の訪れを感じる時です。
夜間もクーラーに頼っていた頃と違って気持ち良い 深い眠りを実感しています。
気持ちを奮い立たせても、なかなか活動できなかった残暑の頃が嘘のようで 高い青空に向かって「ウィズコロナでも頑張れそう」と呟きます。
花材 ・吾亦紅 ・リンドウ
花器 ・掛花器 馬川晴美作
コロナ禍で殆どの個展開催が無かった、ホテルのギャラリーでの久しぶりの作陶展でした。
前回も添え花の経験から、作品を予想して花材を集め会場へ。
作家さんはいつもの変わらぬにこやかさで展示作業をされていました。馬川さんの繊細な作風を 壊さないように少々緊張して数点の作品に生けました。
グレイッシュな色調の中で、赤伊羅保と言う釉薬の掛かった 深いレンガ色のコーヒーカップが気に入って求めました。
毎日飲む、夫が煎れてくれるコーヒーは一日の句読点となります。楽しみながら、このカップを愛用させていただきます。
花材 ・オリエンタルリリー ・カスミ草
花器 ・抱瓶
伊羅保焼き コーヒー・カップ
我が家のダイニングの照明を新しくしました。北野坂の雑貨店プロヴァンスの店内照明のペンダント照明が気に入って 同じものを注文し 取り寄せました。
無色透明のガラスの表面が、カットグラス風に処理され 光を灯すとキラキラと柔らかい光が室内の広がります。
街の電屋さんに工事を頼み 夕刻を待って点灯しました。いつもの安いワインも、何か高級な味に感じられます。
我が家の照明は、他の人が見たら 無駄だと思える位 ウォールライト・デッキランプ・卓上スタンド・フロアスタンド等など 部分照明を使って細やかな生活の変化としています。
花材 ・オリエンタルリリー ・カラー ・ネリネ ・ドラセナ ・カスミソウ
花器 ・チェコ製 カットガラス器
９月の講座は、秋の訪れを感じる実ものを花材に使いました。
同じ花材でも 生け手・ 器・飾る環境 の違いで印象の異なる秋の表現となりました。
何れも 爽やかな秋の、伸び伸びとした風を感じる作品になりました。
花材 ・ユーカリ ・オリエンタルリリー ・スプレー菊 ・花なす
神戸から愛媛県の佐田岬に移住した ご夫妻に長女が誕生しました。
生まれたばかりの新生児から二週間の間に度々、写真が送られて来ました。
書道家の父上が、万葉集の中の「橘の木の、常緑のようにあれかし」と願った一句から 由来の名前も披露され 日々成長する様子が メールで送られて来ます。
名前の一字は、私の雅号と同じなのも嬉しい事です。毎回ご家族の、喜びが満載の便りを楽しみにしています。
明るいニュースの少ないこの時に、写真の中の天使の様な寝顔や 屈託のない表情は 見る人を幸せにしてくれます。
本当におめでとう、豊かな自然の中で 元気で優しい女の子に成長してね。
花材 ・カラー ・ネリネ ・ドラセナ ・カスミソウ
花器 ・鎌倉彫 アンティーク手あぶり
