一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1707- 涼を求めて

2017-07-31 | 生け花
  風鈴の音、うちわ、打ち水、かき氷、トコロテン・・なとなど、
今までの日本の夏はいろいろな消夏法の工夫で 凌げたのですが高温多湿、そして大雨 これまでの常識を遥かに越えた 昨今の夏は クーラーに頼る毎日。

 花材 ・トルコ桔梗 ・瑠璃玉あざみ ・バーゼニヤ ・葉ラン
 花器 ・金属製デザイン花器



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1707- レトロな街の仕立屋さん

2017-07-29 | 生け花
 先日、古い絽の着物を 洋服に仕立て直しを お願いしている仕立屋さんへ仮縫いに行きました。
その店は、駅前の商店街を通り抜けた 静かな住宅街にあります。商店街は狭い道を挟んで、八百屋さん・洋品店・食堂・魚屋さん・お菓子屋さんなどが混在する 昔懐かしい街です。
 駅前には、新しいスーパーもあるのに 近所の人らしいお客さんで賑わっていました。

 神戸近郊では、JRや私鉄の駅の近くに この様な昔ながらの商店街を良く見かけます。
全国的には大手スーパーの集客に負けて 「シャツター通り」となる商店街が多いと聞く中で 昔ながらの生活を愛し 人付き合いを愛する土地柄を感じます。
 私がお世話になっている この仕立屋さんも数人の縫い手さんが、手仕事で仕上げてくれるお店です。仕上がりが楽しみです。

 夕方近くになった帰り路は、少し暑さもなくなり途中 大正ロマンいっぱいのインテリヤの珈琲店の美味しいコーヒーで一休みしました。

 花材 ・ニューサイラン ・ひまわり ・トルコ桔梗 ・瑠璃玉あざみ
 花器 ・アンティーク竹籠







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1707- 教室スタート

2017-07-28 | 生け花
 神戸のマンションでの教室が始まりました。
今までの和風庭園の環境の中での教室とは、窓から見える景色も変わり 生け花への表現も変わってくるのかな・・と思っています。
 花屋さんに、配達をお願いした新鮮な そしてお値段以上の量の花材も届けられ 新しい教室のスタートとなりました。

 花材 ・ニューサイラン ・アンセリュウム ・バーゼニヤ 
 花器 ・創作掛け花 花器 



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1707- 真夏の花

2017-07-27 | 生け花
 こまめに手入れをしても、この暑さの中 花は早く傷んでしまいます。
昨日まで、夏を謳歌していたひまわりも 指を触れた途端 はらはらと散ってしまいました。
 このような時期、葉が痛んだり弱ってきそうな花は 花の部分だけに切り詰めて 水面に展開させます。
今朝、開いたハイビスカス一輪と 散ったひまわりの花びらを水盤に浮かべました。

 花材 ・ハイビスカス ・ひまわりの花びら ・エリンジウム
 花器 ・ブルー水盤

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1707- 大 暑

2017-07-25 | 生け花
 七月のお茶のお稽古日は、大暑の前日でした。
教室までは、三ノ宮駅から徒歩20分位のところ。昼下がりの日差しは、私がさす日傘の影など ものともしない位で 教室に着く頃には体中に汗が流れるようでした。
 冷房の効いた教室は、ひんやりと心地よく 床の掛け軸「無心」の文字と 夏草五種の掛け軸が迎えてくれました。

 今日のお点前は、この時期ならではの葉蓋と 洗い茶巾を組み合わせたものでした。
葉蓋の点前は、水差しの蓋に霧吹きをした 梶の葉を使い その瑞々しさを味わいます。
 梶の木は神木と言われる木で、神社などに植えられている事が多いようです。また、この葉に七夕の願い事を書いたそうです。
ガラスの平茶碗に、七分ほど水を張り その中に茶巾を仕組む 洗い茶巾のお点前は 客人にも 点前座の人にも 涼しさを感じさせてくれます。
 夏のしつらえの 心配り一杯の教室に、ひと時この日の酷暑を忘れさせていただきました。

 花材 ・葉らん ・ひまわり ・エリンジウム
 花器 ・チェコガラス ボール



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